小さな女の子 byあき ページ31
誰だろう……？
さっきまで、人なんて居なかったと思うけど……。
女の子「ねえ、何してるのって聞いてるんだけど。」
小さな女の子は、見かけによらず、きつく聞いてきた。
見た目はすごい優しいそうだけど、中身は全く違うみたい。
人は見かけによらないって言うもんね。
優梨「えっとね、私たちは、ここでお祈りしてたんだ。」
私は、優しく笑った。
女の子「へぇ。なんのお願い？」
女の子は、興味深そうに首を傾けた。
この子、5歳くらいのはずなのに、なんでこんなに大人っぽいの！？
驚きを隠しながら、腰を下げて言おうとしたけど、少しためらった。
だって、願い事を言ったら、もう叶わなくなるって言うでしょ？
だから、私は誤魔化した。
優梨「それは、秘密……かな？」
女の子「えー、大人のくせにケチだね。」
うっ、この子の言葉、トゲがある。
それに、私は、まだ高3なんで、子供だし！
それにしても、この子、何者なんだろ。
小さいように見えたのに、中身はまるで大人。
優梨「ねえ、君は何者なの？」
思い切って聞いてみると、女の子はキョトンとした。
あ、直球すぎたかな？
それに続いて、さっきまで黙っていた玲も話し出した。
玲「お前、名前は？」
女の子は、首を傾げた。
女の子「知らない人に、名前を言うとでも？」
うっ、またもやトゲのある言葉がっ。
私は、苦笑いをしたけど、玲は決して笑わなかった。
玲「俺たちとお前は、さっきまで話しただろ？だから、知らない人じゃない。名前は？」
れ、玲……。
それは、こじつけに近いと思うけど……。
女の子は、顔をしかめた。
女の子「それって、こじつけでしょ。」
だよねぇ。
思った通りの回答に、思わずため息が出る。
でも、次の瞬間、女の子は少し笑った。
女の子「まあ、いいよ。
教えてあげる。
私の名前は、
名字は、春が咲くと書く。
名前は、望むに美しいと書く。」
私と玲は、動きが止まった。
の、
漢字が少し違うけど、読み方は全く同じ。
こんな偶然あるだろうか。
その時の
まるで、“
運命が変わっていく瞬間だった。
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♪まれっち♪(プロフ) - あき@草売り大魔王さん» はい！頑張ってください！おうえんしております！ (2020年6月7日 7時) (
レス) id: 03b3daaa82 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - ♪まれっち♪さん» 本当ですか！？大好きなんて言葉……もらっていいんでしょうか(笑)これからも更新頑張りますね！ (2020年6月6日 22時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
♪まれっち♪(プロフ) - この小説大好きです！涙腺が… (2020年6月6日 21時) (レス) id: 03b3daaa82 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 46猫さん» それならよかったです！これからも少ない語彙力でがんばります！((( (2020年2月19日 19時) (レス) id: 00db988bb9 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！！続きが気になるなんて、最高の言葉をもらっていいのでしょうか(( これからも頑張らせていただきますっ！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき&ありす x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2019年11月23日 18時
