よみがえる思い出 byありす ページ23
女の子「私、ね。交通事故で母がいないの。
父は仕事で一切こっちに来てくれないし。
そして、私も交通事故の影響で病気なの。
ずっと一人で病室にいたんだ。毎日、寝るか食べるかくらいしかできない。
治療法もないしね。
そして、今日、母が亡くなって最初の初詣。
神社に行けば、母に会えるかもって思って、病院を飛び出してきた。
神社までは、いろんな人に沿っていけば着いたけど、帰り道が分からないの。
あの、れいゆ病院って知ってる？よければそこまで連れていって欲しいんだけど……。」
私はびっくりして固まってしまった。
母がいない！？
彼女は病気！？
そんなふうには見えないのに！？
こんな笑顔な子も裏は暗黒の世界なんだ…………。
女の子「……ごめんね。変な話して。あなたにならなんか話せる気がしたんだ。でも、この話は忘れて！じゃ、ばいばーい！」
しばらく固まってた私を見たからか、彼女はそれだけ言い残すと走り去っていった。
そんな彼女をポカンと見つめていて、ハッとした。
私、れいゆ病院知ってる。
せっかく役に立てるんだよ。
追いかけなきゃ！
気づいたら走り出していた。
どこまでも、あの背中を追いかけて。
ハァハァ、息が切れる。
そしてやっと、コンビニで彼女を見つけた。
急いで走り込み、彼女の手をとる。
優梨「わ……私……れいゆ病院しって……る……」
女の子「さっきの女の子！？大丈夫？」
優梨「だい、じょうぶ。」
そして、彼女はすぐハッとしたように息をのんだ。
女の子「れ、れいゆ病院を知ってるの……！？」
優梨「うん！」
女の子「連れていってくれたりとか……できる？温かいコーンポタージュおごるから！」
優梨「あ、ぜんぜんおーけー！コーンポタージュなんて奢ってもらわなくていいよ！？」
そして、けっきょくコーンポタージュをおごってもらって、私が病院へ連れていった。
思ったより近かった。
話してたら、すぐ着いちゃって。
あっ、あの子は、
優梨「こちらこそ！ばいばい、
久しぶりに友達と話して晴れやかな気持ちになった。
今まで、裏切られるのが怖くて、一歩引いていつも話していたから。
いつも自分を作っていたから。
私はスーパーに寄ってから帰った。
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♪まれっち♪(プロフ) - あき@草売り大魔王さん» はい！頑張ってください！おうえんしております！ (2020年6月7日 7時) (
レス) id: 03b3daaa82 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - ♪まれっち♪さん» 本当ですか！？大好きなんて言葉……もらっていいんでしょうか(笑)これからも更新頑張りますね！ (2020年6月6日 22時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
♪まれっち♪(プロフ) - この小説大好きです！涙腺が… (2020年6月6日 21時) (レス) id: 03b3daaa82 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 46猫さん» それならよかったです！これからも少ない語彙力でがんばります！((( (2020年2月19日 19時) (レス) id: 00db988bb9 (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！！続きが気になるなんて、最高の言葉をもらっていいのでしょうか(( これからも頑張らせていただきますっ！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき&ありす x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2019年11月23日 18時
