＿私は希望を捨てた

溢れ出る思い　byありす ページ12

その日は、一日の流れが光の様に早かったのを今でも覚えてる。





あのときからだ。


大切な人には笑顔でいてほしいって強く思ったのは。


私は、無力で何もできず、なかなか心から笑うことができないけど、二人にはちょっとでも笑っていてほしい。


その姿を見るだけで、私は嬉しいんだよ。


二人の笑顔があるから生きていると言っても過言じゃないくらい。


私にとって一番の大切な人なんだ。


だから、私が死ぬときには、お願い。


笑って。


交通事故の前日に一緒に食べたアイスクリームでも食べながら。


きっと、宙に浮かびながら一緒に私も笑っているから。


悲しまないで。


私が死んだくらいで壊れないで。


二人には幸せであってほしいの。


私の不幸の分まで。


死んでもずっと見守っているから。


どこまでも応援してるから。


二人は、自分の道を真っ直ぐ、突き進んでいって。


私のことなんて置いていっていい。


でも、一つだけは忘れないで。


“私が二人を一番応援してるからね”。


他の誰よりも一番。




今まででありがとうなんて言うともう死ぬみたいっていうけど、私は本当に死ぬから言うね。


今までありがとう。


本当に、本当に大好きだよ！！


これからも頑張ってね。


二人は笑顔で進んで。


死ぬのは怖いけど、耐えるから。


笑顔で見守ってほしいな。


二人の大切な人になれたかは分からないけど、確実に私の短い人生の大切な人に二人はなれてるから。


これまで二人に迷惑しかかけてばっかりだったけど、私は楽しかったよ。


言葉がびっくりするくらい溢れてくる。


もう止まれない。


誰にも止められない。


ありがとう、ありがとうっ！


感謝してもしきれないけど本当にありがとう。


大好きだよっ！！！


まだ私が生きている意味は分からないけど、二人のおかげで失った心のピースが埋まっていくよう。


二人は私に幸せをくれた。


私は二人に幸せをあげれたかな？


ううん、そんなあげられてない。


なんでこんな無力で邪魔で何の役にもたてない私が生きているのだろう。


誰か、教えてください。


“私はなぜ生まれてきたの？”


“私は誰かを幸せにできたの？”

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