ブラック短編集 〜ブラックKZはいかが？パート２〜

そんなこと言わないで　＊上彩＊　新刊ネタバレあり ページ8

設定を読む前に！！

新刊の「地獄の金星ボスママは知っている」の“ネタバレ”多少入りますので、気になる方はバックしてください！



それでも大丈夫な方はぜひぜひ！！













＊設定＊




上杉君はアーヤに“自分自身のことが好きでない”と言う。




それに対してアーヤは……！？



残りの状況とかはあなた様の想像力に任せていいでしょうか((



[彩side]


上杉君は淡白に言った。

「俺は自分のこと愛してねーよ。」



その言葉は私の心にヒヤリと触れる。





どうして、そんなことを言うんだろう。


あなたはこんなにも素晴らしい人なのに。







私よりもずっと数学ができて、冷静沈着。

ちょっと照れ屋さんなところもあって、頬をポッと赤らめたりする。



冷たいように見えるけれど……その中には温かい優しさがある。





私はそんなあなたがこんなにも好きなのに。






泣きそうな思いを堪える。

「どうして？」




上杉君はそんな私を見てギョッとし、ため息をついた。

「俺は冷たいからだ。
　お前だっていつの日かに言っただろ。」



「あれは……っ！」

私の視界が揺らぐ。


あれは、「地獄の金星ボスママは知っている」の時のこと。


ムキになっていた自分が、つい言ってしまった。

“上杉君って、本当に我関せずだよね。冷たい！”




違う、あれは本心なんかじゃないの。



でも、上杉君は傷ついたんだ。

それだけは事実なんだ。



過去をなかったことにはできない。

「……ごめんなさい。」


謝るしかなかった。



上杉君はどうってことないように言う。

「別に謝ってほしいわけじゃねーよ。
　間違ってねえし。

　俺は冷たいんだ。だからこんな自分が愛せない。」





でも、それでも……。



「……私は上杉君のこと、愛してるよ？」



「は？」

上杉君は目を丸くした。



あ、あわわっ！

誤解を生む言い方をしちゃった！



「へっ、変な意味じゃないからね？？

　ただ、いつも私のことをフォローしてくれたり、私の欲しい言葉をくれるのは上杉君だけだから。
　そんなところを私は……」


愛しているの。

だから……そんなに自分を卑下にしないで。




〜＊〜＊〜＊〜

まだ続きますが、字数とわたしの根性の関係により、とりあえず、これだけ公開させていただきます！



書くのが久しぶりすぎてワケワカメな文章になっていますが、お味噌汁の具にでもして美味しいいただいてください……(((は

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