私の未来は彩らない

行かないと　byクッキーベル ページ7

私はベッドの上で寝てしまっていたらしく、今は午後1時と時計の針が指していた。



先に制服から私服に着替えたいけど、とりあえず、早退したことをお母さんに伝えに行かなきゃだよね。


流石にもう買い物からも帰ってきたらはずだし。



起き上がることさえ苦しい自分の体を無理やりベットの上から起こして、階段を降りる。



はぁはぁはぁ。



ただ階段を降りているだけでこんなに息切れをしてしまう自分が少し情けないけど、今はそんなことを考えることすら辛いと感じてしまう。



なんとか階段を降りて、壁に支えられながらリビングに向かった。




やっとの思いで、リビングの扉までついたことに安心していたのも束の間、またあの暗闇と頭痛に襲われた。


"痛い、苦しい、辛い"


負の感情が私の頭を駆け巡る。




苦しいよ。辛いよ。


私は床に倒れ込んだ。

「彩！そんなところで何してるの！」


ママの叫ぶ声が聞こえて、安心したと途端に、私は意識を手放した。

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