ブラック短編集 〜ブラックKZはいかが？〜

私のせいじゃ…… ＊続き＊ ページ14

「立花さんにはいち早く伝えたくて、こんな夜中にごめんなさい。」


え？え？え？

言っている意味が全く分からなかった。



混乱する中、懸命にかすれた声を出す。

「ど、ういうことですか。」




「実は、和臣君とそのお友達が突然、3日前に海外に行ったんです。

　そのお友達の名前が、確か上杉さん、黒木さん、小塚さん、美門さん、七鬼さん。

　本当にいきなりでした。


　和臣君は花を探しにいくって言っていましたが、正直よく分かりません。

　それで和臣君たちは海外に無事着きました。
　けれど、何故か崖の近くに居た和臣君たちは、土砂崩れに巻き込まれたんです。」




私は沈黙する他なかった。



3日前って若武たちが私に欲しいプレゼントを聞いた日だよね。

……それに花を探しに行くって。




私はその場にしゃがみ込む。

すると、受話器から心配そうな島崎さんの声がした。



「立花さん？大丈夫ですか？」



でも、私は無言で受話器を置き、電話を切ったんだ。





KZのみんなが海外に行って土砂崩れに巻き込まれた？

そんなことになるわけない。



あり得ない、いやあり得てはいけない。

そうしたら、私がみんなを殺したことになるんだもの。



嘘だ、絶対に嘘。




混乱する頭が止まらない。

若武たちは、私の花束のためだけに海外に行ったの？



おかしいでしょ、そんなの。

たかが私の誕生日なのに。





ただ、信じたくなかった。


私がみんなを殺したなんて。





違うの、そういうわけじゃないの。





私は、みんなが必死に私のために選んでくれた花束なら、なんでも良かった。

たとえ、一輪の花でも。



私を考えてくれただけで、それは世界一の花になるから。




それなのに……みんなは。




「彩ー？電話まだ終わらないの？」

ママの声が聞こえたけれど、返事をする気力なんてなかった。





その場に倒れ込み、涙を一筋流す。




せっかくの誕生日なのに。

私が生まれた日なのに。



こんなに疎ましく思うなんて。





これから殺人者なんだ、私は。

六人の少年を殺した少女。




もう一生誕生日なんて来なければいい。

むしろ私なんて生まれなければ良かった。




私は静かに目を閉じた。


〜＊〜＊〜＊〜＊〜

ナンジャコリャー((

やけくそってこういうことを言うんですね。



後半は投げました( ・∇・)ﾕﾙｼﾃｸﾀﾞｻｲ

とりま、闇落ちアーヤ万歳(？)


(これが闇落ちなのか知らないけど←)

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