好きだから ページ25
夜中の3時くらいだったと思う。
突然、扉をノックされた気がしたんだ。
でも、寝ぼけていてよく分からなかったから、気にせずに眠ろうとする。
すると、もう一度ノックをされて、若武の声が聞こえた。
「アーヤ。」
わ、若武っ?
どうしたんだろう、こんな遅くに。
私は急いでベッドから降りて、扉を開けた。
そこには、若武の真剣な表情がある。
「俺、絶対アーヤのこと守るからな。」
え?
「それだけ言いに来た。
こんな遅くに来るつもりなかったんだけど、さっきまで、部屋にいなかっただろ?」
あぁ、星を見に行ってたからね。
若武は私の瞳を強く見つめた。
「俺、アーヤのこと好きだ。」
はっ!?
突然の告白に顔に熱が集まる。
「だから、絶対に守る。
好きな女の子守れないのは男じゃない。
じゃ、おやすみ、プリンセス。」
若武は私の手を取り、指先にキスをした。
気取っているけれど、とてもカッコ良かったんだ。
思わず眩暈がしてしまいそうなくらい。
そして、若武は自分の部屋に帰って行き、私はベッドに横たわる。
若武ってあんなにカッコ良かったっけ……。
もちろん、いつもカッコいいって思ってるよ。
特に大きな瞳とかね。
でも、さっきは、もっと輝いて見えたんだ。
今もドキドキが止まらない。
どうしよう……眠れない!
結局、私は朝まで興奮状態で、深い眠りにつけなかった。
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あき@草売り大魔王(プロフ) - ツキさん» ありがとうございます!!始めは結構ギャグ的なものが多いので、笑ってもらえてうれしいです!更新頑張ります!(笑) (2020年4月8日 16時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - 沢山笑ってしまいました!更新頑張ってください! (2020年4月8日 16時) (レス) id: ec2bb43d30 (このIDを非表示/違反報告)
未胡成(プロフ) - 無名さん» 分かりました! (2020年2月25日 19時) (レス) id: 1aec104bc7 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 未胡成さん» そんなこと言ってくれるんですか!?ありがとうございます!作品紹介は、この話も続くか分からないので、また今度でいいですか?でも、誘っていただけたのはすごく嬉しかったです!これからも、がんばります! (2020年2月25日 19時) (レス) id: 62d44e9483 (このIDを非表示/違反報告)
未胡成(プロフ) - なんで評価のボタンは10しかないんだろう...100まであれば良いのに!!!!!!お話が面白すぎます!とてつもなく応援しています!!私の作品で紹介しても良いですか? (2020年2月25日 18時) (レス) id: 1aec104bc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あき@草売り大魔王 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時:2020年2月22日 18時