自由の翼は知っている

私の道 ページ10

私は身勝手すぎたのかな？

迷惑ばっかりかけて、人の夢を潰して…。

そうなのかな？

私はどこで道を間違えたんだろう。

どう行けば正解だったんだろう。

これからは、どうするべきなんだろう。

疑問ばかりが浮かんでくる。

私はどうすれば良いんだろう。

立花 彩、考えなきゃ。

私はどうすれば良かった？

私は道をどこで間違えた？

そもそも私は道を間違えたの？

自分が決めたんでしょ。

逃げ出すって。

それは間違っていたの？

ううん、そんなことはない。

私は間違えてない。

自分にとって正しいと思える道を進んだ。

そうだよ、私は間違ってない。

自分の自由のためにここまで頑張った。

人の夢を潰してしまったかもしれない。

でも、私は間違ってない。

自由こそが生きる意味に繋がっていくから。

立花「私は間違ってないと思います…。」

上杉「あ？なんだ？はっきり言えよ。」

立花「私は道を間違えてないです！！」

大きな声で怒鳴った。

皆が目を見開いている。

立花「私は城を抜け出したことは間違っていないと思います！人の夢を潰してしまったり、迷惑をかけたり、身勝手なのは分かっています！でも、それでも私は自由に生きたい！それはいけないのでしょうか？私には私の夢や道があります。自分のことは自分が一番分かってます。だから、私は間違えていません！」

はっきり言ったよ？！という目で上杉君を見た。

その瞬間、笑いが広まった。

え？変なこと言っちゃった？！

やっぱり身勝手すぎた？！

七鬼「やっぱりお前ってすげぇよ。」

う、うん？そうなの？

てか、さっきの怒りはどこへいったの？

小塚「上杉と美門はあえてきついことを言ったんだよ。」

なんで？？

黒木「君がどれだけ強い意志を持ってるか、知るためにだよ。」

でも、そんなことを知ってどうするの？

上杉「お前って本当に顔に出すぎだよな。お前の答え方によって、俺たちはお前を城に連れも出さないようにしたかったからだよ。」

そうなの？！

で、結局、私は城へ連れも出されるの？

美門「君は合格だよ。連れ戻さないから安心してね。」

え……、本当に……？

いいの？自由で居て。

小塚「君がどれだけ強い思いを持ってるか、知ったからね！」

はぁ〜、良かった〜〜。

私は安心して深いため息をついた。

立花「でも、貴方達はどうするの？もしかしたら、次期王様を取り消されるかもしれないよ？」

若武「ま、そん時はそん時だ！」

良い人たちに出会ったな。

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