自由の翼は知っている

選択肢は逃げる！ ページ7

彩目線

ん？なんか周りに何かいる？

動物ではなさそう……。

ってことは、人間？！

まさかもう追いつかれたの？！

ヤバイ！とりあえず、落ち着こう。

ふぅ、でも、誰だろう？

執事？メイド？騎士？

あー、もう！分からない！

こういうときは、堂々と！

立花「そこにいるのは誰ですか？！」

そう言うと、人間が出てきた。

しかも、6人も！！

うーん、見る限りでは王族かな？

それに、同い年？

立花「えーと、とりあえず、誰でしょうか？」

そう言うと、6人がズコッとこけた。

はて？変なこと言ったっけ？

若武「俺たちを知らないのかよ！お前、本当にムーン王国の次期王女かよ！」

む！逆ギレじゃない！

てか、私の正体を知っているってことは、連れ戻しにきた騎士？

上杉「俺らは、サン王国の次期王様と言われてる。」

うーん、聞いたことある。

確か、6人次期王様の候補がいて、誰が選ばれるのかって話題になってるような？

で、そんな人たちが何の用？

黒木「姫を連れ戻しに来ました。」

え、帰らない。

若武「我儘な姫だな。」

むむ！我儘はあんたでしょ！

立花「我儘っていうのは、あんたみたいなチビのことを言うのよ！」

ふん！

そう言うと、笑いが起こった。

今のうちに逃げるべき！

それでは、逃げさせてもらいます！

七鬼「なんかお姫様逃げたぜ。」

小塚「こんなことしてる暇じゃない！追い掛けよう！」

ふっ！私に追いつけるかな？

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