女の子 その後のお話 ページ10
あの後、私は落ち着いた様子のハンジ分隊長に話を聞いた。
ソフィアちゃんが幼い頃に分隊長は訓練兵に志願。
調査兵団に入団する前に両親が亡くなり、ソフィアちゃんを安全な内地の親戚に預けた。
しかし、そこでソフィアちゃんはこき使われてご飯もろくに与えられず、疲れ果てていたのだそうだ。
「それで逃げるためにここまでやってきた...と。」
「らしいんだ。私がもっと早くに気付けば良かったのに...ごめんねソフィア。」
ハンジ分隊長は眉にシワを寄せると悔しそうな表情でソフィアちゃんを抱きしめた。
「ソフィアちゃんはこれから調査兵団に置いてくれるって。エルヴィン団長が許可してくれました。」
「本当に！？...あぁ、良かった...」
私がそう告げるとハンジ分隊長はホッとした様子で笑みを深めた。
...
コンコンッ
「リヴァイ兵長。報告書渡しに来ましたよー。」
「ああ...」
中に入ると大量の資料と睨めっこしていたリヴァイ兵長。
「これ、先日の報告書です。あの子、ソフィアちゃんっていうんですけど...」
「ハンジの妹だろ？」
...へ？
「え...そうですけど、何で知ってるんですか？」
「そういえばだいぶ前に写真を見たことがあった。」
しれっとそう答える兵長。
「...そういう事は先に言ってもらえますか」
こっちは散々苦労したっていうのに、と飄々と書類を眺める兵長に、「もう報告書なんて書きません！」
...とは言えず、部屋を後にした。
「さて、ジャンでもからかいに行くか。」
背筋を伸ばし、ジャンの本日の掃除場所であろう馬小屋へと足を向けた。
...
女の子 終
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ぐりーん(プロフ) - 感慨深いですね…主様の小説惚れ込んでしまいました (2023年3月4日 2時) (
レス) @page48 id: deeadad018 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 梦雨さん» idは異なってますが、作者のyuと申します！感想いただけて嬉しいです。ありがとうございます。8年前書いてた私も喜んでると思います。笑笑 これからも進撃の巨人を愛していきましょうね！ (2021年4月12日 22時) (レス) id: 05cea5771c (このIDを非表示/違反報告)
梦雨 - 初コメ失礼します。更新お疲れ様でした…！！ついさっきこのシリーズを読み始めたのですが、面白くてあっという間に読み終わってしまいました！とても面白くて感動するお話でした…！素敵なお話をありがとうございました；；本当にお疲れ様でした！！ (2021年4月12日 21時) (レス) id: 508416840e (このIDを非表示/違反報告)
yu - あいあいさん» うおおおお？！死なないでください！？ (2014年7月3日 20時) (レス) id: ef5ac8aecf (このIDを非表示/違反報告)
あいあい - いっかい死んでくる☆ (2014年7月3日 19時) (レス) id: 264268f028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu | 作成日時：2013年11月2日 8時
