似てる ページ30
サシャとコニーと川で洗濯をしていた昼のこと。
桃でも流れてこないかな、なんてと呑気に鼻歌を歌っているところに、突然一匹の犬が足元にすり寄ってきた。
「え、可愛い...！！」
「ほんとですねえ！」
迷い込んだ野良犬だろうか。にしては妙に人馴れした様子の犬に絆され、3人で戯れる。傍から見たら馬鹿みたいな光景かもしれないが、それでも彼女たちは楽しんでいるのだ。
「ねえ、この犬誰かに似てない？」
「「でた！！」」
Aの言葉にサシャとコニーが指を指しながら声をあげた。Aは動物を見つけると必ずと言っていい程、その動物を誰かに例え始めるのだ。
「前なんて早紗って猫につけてたじゃないですか！！私...ッムグ、私はあんなに大食いじゃありまふぇん！
」
「いいながらパン食べるのやめてくれる？」
なんて話しながら私達は犬の耳をパタパタといじる。
「誰だろうなぁ？」
「あ、分かった俺。」
「誰よ」
「俺んちのご近所さん。」
「ごめん私コニーのご近所さん知らない」
誰だっけなぁこの、何かちょっと目つき悪い感じの...いや可愛いんだけどさ。
「オイ、何してる」
「ブッ！！！」
「あ？人の顔見て笑うとはいい根性してんじゃねえか」
突然聞こえた声に後ろを振り返ると立っていたのは明らかに不機嫌そうなリヴァイ兵長。その顔は私が今まさに戯れているいる犬と瓜二つで。
「いっ、いえ、何でもないです！」
「...お前、昨日の報告書の提出は。」
「......」
私はサッと立ち上がりついてしまった泥や砂をパッパッと払うと、「今から取り掛かります。」と告げた。
(実はその犬のことハンジさんがこっそり気にかけてたりしたらアツい、そんでその犬の存在をじわじわリヴァイも認識し始めて、懐かれちゃって邪険にすることもできず困っちゃう展開もアツい)
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ぐりーん(プロフ) - 感慨深いですね…主様の小説惚れ込んでしまいました (2023年3月4日 2時) (
レス) @page48 id: deeadad018 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 梦雨さん» idは異なってますが、作者のyuと申します！感想いただけて嬉しいです。ありがとうございます。8年前書いてた私も喜んでると思います。笑笑 これからも進撃の巨人を愛していきましょうね！ (2021年4月12日 22時) (レス) id: 05cea5771c (このIDを非表示/違反報告)
梦雨 - 初コメ失礼します。更新お疲れ様でした…！！ついさっきこのシリーズを読み始めたのですが、面白くてあっという間に読み終わってしまいました！とても面白くて感動するお話でした…！素敵なお話をありがとうございました；；本当にお疲れ様でした！！ (2021年4月12日 21時) (レス) id: 508416840e (このIDを非表示/違反報告)
yu - あいあいさん» うおおおお？！死なないでください！？ (2014年7月3日 20時) (レス) id: ef5ac8aecf (このIDを非表示/違反報告)
あいあい - いっかい死んでくる☆ (2014年7月3日 19時) (レス) id: 264268f028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu | 作成日時：2013年11月2日 8時
