兎vs狼=13 ページ14
貴女side
羽風先輩は目を見開き、ポカンとするとすぐにフッと笑う
羽「ちょっとちょっと〜?どうしたのさ?
俺を威嚇するみたいに睨んじゃってさぁ。
早くその子を離してくれないかな?
ねぇ、わんちゃん?」
やれやれと言うように手を腰に当て、そう言った羽風先輩
大「俺様は犬じゃねぇ!!!誇り高き孤高の狼
だッッッ!!!」
それに対して吠えるように叫ぶ大神さん
そう。羽風先輩と話していた私の腕を掴み、距離を離したのは大神さんだった
羽「てかさ、珍しいこともあるもんだねー
いつもなら俺が女の子に話しかけてもそんなに
あーだーこーだー言ったりしないのにさ」
大「...............ッチ」
大神さんは舌打ちをして羽風先輩を睨む
羽「ふ〜ん。まぁ、いいや。じゃあねたんぽぽ
ちゃん。今度会ったらその時は一緒にお茶しよ
うね」
そう言うと、羽風先輩はヒラヒラと手を振って校舎へと向かって行く
その羽風先輩を目で追うと、掴まれていた腕に少し力が入る
貴「.......あ、あの.........大神さん?」
ゆっくり顔を上げ、大神さんの顔を見ると、大神さんは眉間に皺を寄せ、すごく不機嫌そうな表情をしたいた
そんな大神さんを見て私はビクリと身体を震わせる
すると大神さんは掴んでいた腕を離し、「ッチ」とまた舌打ちをすると校舎へと向かって行った
貴「...............。」
確かに先輩に絡まれてて困ってたから大神さんが来てくれて助かったし、大神さんには感謝したいのだけれど.......
...................もしかして大神さん怒っていらっしゃるのでしょうか
だとするとその原因は私か羽風先輩か......
でも何であんなに機嫌が悪かったんら?
別に私のことなんかほっておいても良かったはず
そう考えているとキーンコーンカーンコーンと学校のチャイムが鳴る
貴「!?!?!?遅刻しちゃう!!」
私は急いで校舎へと向かった
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ちょん☆(プロフ) - ちよこれいと♪さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!! (2016年1月13日 21時) (レス) id: 071faee119 (このIDを非表示/違反報告)
ちよこれいと♪ - 大神の小説とても面白いです!更新頑張って下さいm(_ _)m (2016年1月2日 16時) (レス) id: 28397ce629 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん☆(プロフ) - miron*。さん» コメントありがとうございます!泉君いいですよね((´艸`*))更新頑張ります! (2015年8月11日 18時) (レス) id: 071faee119 (このIDを非表示/違反報告)
miron*。(プロフ) - 泉君が出て本当嬉しかったです!!更新頑張ってください!!! (2015年8月5日 17時) (レス) id: 0a16d99771 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん☆(プロフ) - 逢兎さん» ありがとうございます!(●´ー`●)頑張りますね! (2015年7月29日 23時) (レス) id: 3aa3b5c2ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょん☆ | 作者ホームページ:http://tyontyon
作成日時:2015年7月5日 10時