【あんさんぶるスターズ！】兎vs狼＝...?

兎vs狼＝11 ページ12

貴方side






大「......................は？」







眉をピクリと動かし、私の言葉に反応する大神さん





貴「音は荒々しかったり豪快らったりするけど、何と言うかこう.....真っ直ぐで.....心が踊るような音で.......胸に響いて......」




さっきの音の衝撃を思い出すかのように、胸のあたりをギュッと掴む



そして、これだけは何としてもしっかり言おうと、パッと大神さんの顔を見上げる









貴「すごく...........すごく良かった......」









大「！？！？おまっ....！」





大神さんの顔を見ると、夕日のせいだからか分からないけど、少しだけ顔が赤くなっているような気がした




でもそれもきっと気のせいだと思う





するとキーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴ってから完全下校の時間だという校内放送が流れる




ナイスタイミングだ




貴「じゃあ、私はこれで......」




私はそう言うとパタパタと走り、第二音楽室を後にする






バクバクと心臓が鳴っているのは、きっと先ほどのギターの音の衝撃のせいなんだと思う









.









大「.............ッ。何なんだよ....コレ」




1人、バクバクと加速する心臓を抑えようとしている者がいると知らずに

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