【刀剣乱舞】変わり者審神者の日常 (ページ8)

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一日目の夜中ページ8

割りと早い段階で五虎退と厚は寝てしまった
やはり余りお酒は進めない方が良かったかなと､少し反省していた
短刀二人は大和守と骨喰が休む時に部屋に運んでくれた
今は広間には結構酔っぱらった私を含め切国と長曽根虎徹がいる

長曽根｢中々､イケる口だな主｣
そう言いつつも長曽根も頬が少し赤くなっている
A｢嗜む程度だよ､でもそろそろ限界だ…あっつい……｣
アルコールが体に巡り､少し暑い

A｢切国は?｣
そう言えば､さっきから言葉を発しない近侍の方を見ると､少し眠そうな上､かなり頬が赤くなっている

長曽根｢それぞれ､そろそろ限界って所かお開きとするか?｣

A｢そうですね､長曽根さん切国を部屋まで送ってもらえますか?｣

体格を考え､長曽根さんにお願いしようとしたが､その発言に今まで黙っていた切国が反応した

｢写しの俺など…放っておけ…｣

俯いて顔が見えないが､何だか拗ねている気がした

｢それを言うなら俺は贋作だぞ?だが俺はその事を引け目には思ってはいない
誰が打った刀であろうとどう働くかが重要なんだ｣
長曽根の言葉に黙る切国

A｢写しと贋作かぁ…
よく解んないけどさ
君達が刀であることは変わらないし､今日の働きは皆素晴らしかった
仕事が出来てるなら､そう言うのは関係ないし､問題じゃない
私の勝手な基準だけどそれではダメかな?｣

そう言いながら､まだ俯いている切国の前に座ると､驚いたのか顔を上げたので､反らされないように顔を掴んだ

A｢今日の働きは素晴らしかったよ､山姥切国広
だから､また明日もこれからも､私を手伝ってくれないかな?｣

そう言ってまっすぐ目を見ていたら､切国の顔が赤くなったと思ったら逃げた
それを見送るしかできない私を見て長曽根が笑う
｢中々大胆なことをしたな､主｣
A｢あぁあ…やらかした……酒のせいですごめんなさい｣

自分の行動を考え直し､頭を抱える私の頭を長曽根が撫でる
｢そう落ち込むな､悪い言葉じゃなかったと思うぞ?｣

そう言った後､長曽根は立ち上がる
｢山姥切は何処に行ったか…探して部屋に戻るとするか
主ももう休むだろ?｣
A｢そうだね､お休みなさい長曽根虎徹｣

長曽根を見送り
後片付けを軽くして自室近くまで来たとき､近侍部屋から音が聞こえ見てみると､切国が部屋の隅で寝ていた

疲れていると思い､隣の執務室から仮眠の布団を出してそれを切国に被せ

A｢お疲れ様､切国｣

頭を撫でて､自室に戻り休んだ

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