【刀剣乱舞】変わり者審神者の日常 (ページ4)

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初出陣と失敗ページ4

あぁ、何てことだ

A｢今治す…手入れするから!!｣

そうだった、あのきつねも

A｢絶対に、折れるな!!!｣
政府の方の存在だったよ

十数分前……

私たちは、初出陣と言うことで、こんのすけの言う通りに合戦場へと出た

そこで、山姥切国広は重傷を負い
急いで本丸へ戻り、手入れ部屋に駆け込んだ
こんのすけからの指示に従い、山姥切国広の傷は見事に消えた｡

その事に安堵して、寝ている山姥切国広から距離を置くようにへたりこんだ私に、こんのすけは声を掛けてきた

｢審神者、お見事です｡これで合戦と手入れの方法は覚えましたね｣

明るい声に、顔を上げる

A｢…そうだけど…まさか今までの一連の事って…｣
少し信じられずに、声が震えたが、こんのすけにはきっちり聞こえたらしく､頷く素振りが見えた

｢先程の敵は､政府が用意いたしました｡
やはり手入れは一番に覚えて頂くため…｣

ドン!!

予想道理の答えを､聞きたくなくて背中の壁に拳をぶつけた

A｢…分かった、黙って頂戴｣

分かっている、こんのすけに何を言おうと､政府の所持物である者に、何も届かないだろうと

｢私は、これで失礼します。何か用がありましたら呼んでください｣
A｢分かった…｣

こんのすけが出ていき､静かになったことで、忘れていた疲れが全身に重くのし掛かってきた

A｢初仕事だったからかな?
眠い…｣

瞼も重くなり、そのまま私は眠ってしまった｡

………
山姥切国広side

すぅっと浮上するような、眠りから覚める感覚を覚えて瞼を開いた
見えたのは､天井だった

確か､意識が途切れる直前に見たのは、重傷を負ったが何とか切り捨て、倒れた敵だった
それと同時に､泣いているような声で俺を呼ぶ、俺の主の声…

倒れるときは､自分の体に鉛が詰まったかのように重かった体が、今は軽い
手入れをしたのだろう

このまま､横になっていても意味もないだろうと、体を起こし部屋を見渡した時
部屋の壁に凭れて、寝息をたてる主がいた

｢…おい、起きろ｣

声を掛け､主の前に行きしゃがむ
すると､少しして起きた主と目が合った
A｢‼怪我っ痛いところは無い!?｣

慌てた様子の主が､俺の袖を掴んで聞いてきた為問題ないと伝えると､安堵したようだった
そんな時､どちらともなく小さく"クゥ"と鳴き声の様なものが聞こえ、照れたように主は笑い
こう言ってきた

｢バタバタしててお腹すいたね‼何か作るか｣

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