【刀剣乱舞】変わり者審神者の日常 (ページ30)

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大太刀さんと兄さん来た！！ページ30

その日は一番隊の主力メンバーに新しい合戦場の敵を倒して貰ってきていた

帰ってきた皆を出迎えた時に、隊長の三日月が戦場で拾った刀を渡して貰ったので、顕現した

すると薄黄緑の狩衣を着た大きな人が顕現された
｢石切丸という。病気治癒がお望みかな？……おや、参拝客ではないのか｣
優しそうな笑顔につられて私も笑う
A｢石切丸さん、初めまして
私がここの審神者です、これから宜しくお願いします｣
そうやって挨拶したところで三日月が話し掛ける
｢おぉ、同じ三条の者であったか、これも縁か
ならば本丸の案内役は俺が勤めよう｣

実は鍛刀した刀がそろそろ来る頃合いだったので、隊のお迎えに来てた今剣と一緒に本丸案内を頼み、私は鍛刀部屋に向かった

部屋には近侍の小狐丸が待っていた
A｢ごめんね、出陣してた三日月さんが石切丸さん連れて帰って来てくれたんだよ｣
小狐丸も、石切丸に会えるように顕現をしようと刀に向き合う

顕現の光が収まり、そこには水色の髪に少し派手目な格好の人が立っていた
A｢!!!｣
その出で立ちに、叫びそうになるのを抑える

｢私は、一期一振
粟田口吉光の手による唯一の太刀、藤四郎は私の弟達ですな｣

A｢あ、私がここの審神者です、宜しくお願いします！あの、ちょっと待ってて皆呼んでくる‼｣

早く藤四郎兄弟達に会わせたいと、焦って少し挨拶が雑になってしまったが、粟田口の皆が居るだろう庭に向かい大きく息を吸う
A｢皆！一兄きたよ‼｣

一瞬キョトンとしたが、最初に乱が飛び付いてきた
｢本当!?主さん、一兄来たの!?｣
乱を皮切りに、粟田口の皆が集まったので一期の所へ向かった、短刀の何人かは先に走って行ってしまった

骨喰と薬研と鳴狐と共に鍛刀部屋に着いたときには、皆一期と笑顔で話していた
A｢皆、一期さんに本丸案内をお願いしても良いかな？｣

そう声をかければ、元気な返事の後、皆で一期を引っ張り鍛刀部屋から出ていった
すれ違う時に、一期は嬉しそうに一度会釈をして引っ張られて行った

見送った後は、小狐丸が残っていた
A｢皆、嬉しそうで良かった
小狐丸は石切丸さんの案内に行かなくて良いの？｣

そう言って見上げれば、小狐丸は首を横に振る
｢これから同じ本丸で過ごすので、話す機会も有りましょう
それより、頑張った褒美を下され｣

そう言いじゃれてくる小狐丸に慌ててブラッシングを提案するのだった

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文字数ェ…
実際､一兄来た!って言っちゃうよね?←