【刀剣乱舞】変わり者審神者の日常 (ページ21)

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審神者、一月報告に行くページ21

｢まさか､三日月宗近と小狐丸が居るとは…驚きましたよ｣

一月ぶりに会う政府の人
デフォルト笑顔も変わっていない
A｢や､太刀か大太刀を鍛刀してみたらこうなりました､やはり結構希なことなんですね…｣

相手からの反応で､やはりレアな事なんだなと思うと少し気を引き締めなければと思う

｢あ､近侍はほぼ山姥切国広ですね?出来たらもう少し他の刀にも近侍を任せてください
後は､日課はまぁまぁこなしてますし
問題ないですね｣

報告書をさっと見て､大体の評価をしてからこちらを見る政府の人

｢此方からは以上です｡｣
そう言って立ち上がる

｢私は仕事があるので､此で失礼します｣
一礼後､そのまま部屋を後にした

A｢早…て､何かデジャビュ…(違うか､確か審神者になったときもこんな感じだったな)｣

このままボーッとしてるのも意味がないので､本丸へ帰るための扉に向かう
普通のドアの横に認証装置があり
そこに手を翳すと機械が反応し､数秒で電子音と共に緑のランプが光った
コレは､どうやら審神者の霊力を読み取って自動で本丸に繋いでいるらしい

電子工学には余り詳しくないが､凄い技術だなぁ
なんて思いながらも､ドアを開け潜ると本丸の敷地の入り口に出た

A｢ハァ…あと､二回はあの人に会わないと行けないのか…何か苦手だな……｣
本丸の空気に､知らず張っていた気が解された

玄関に向かって歩いていると､短刀達が私に気付いてお迎えをしてくれた
｢大将!戻ってたのか｣
｢お､おかえりなさい…!｣
A｢ただいま､今帰ってきた所だよ
留守中何もなかった?｣
可愛い短刀達の頭を撫でながら留守中の事を聞くが､特に問題は無かったようで安心した

数降りは､主の帰還を知らせに行ってくると離れ
五虎退と小夜は私が頭を撫でていたため､そのまま一緒に居た
とりあえず､中に入ろうと玄関に向かったとき
私は､足元にじゃれてきた虎の二匹を危うく踏みかけた
A｢あ!わ､っ!!!｣
五虎退の虎を踏まないようにしていたら､バランスを崩し､倒れてしまった

ゴッ
倒れた先に踏み石があり額の右側をぶつける音と共に激痛が走った
｢｢主(様)!!｣｣
前を歩いていた二人も､振り向き倒れるところを目撃して慌てる
A｢つっっ､虎くんダイジョブ？｣
踏んだ感じはしなかったが､足の方を見ると無傷の虎を確認できた
痛む額に手を当てると､ぬるりと濡れて手を見直すと血が付いてた

ヤバイ騒ぎになる
この予感は数秒後当たるのだった

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