【刀剣乱舞】変わり者審神者の日常 (ページ1)

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案内役ページ1

審神者とは、時空移動の可能になった時代に
過去の歴史の改革を目論む輩を止めるために、政府から選ばれ派遣された者である
審神者に選ばれた人々は、霊力を持ち、鍛刀した刀に霊力を注ぐことで、刀剣男士を顕現させ、歴史の改革を目論む者たちを倒す…

A｢…面倒だな、簡単に言えば始末屋じゃないのか？
でも、自分じゃなくて、刀剣男士って人たちに戦ってもらうのか…？(それって、場合によっては危ないんじゃ…)｣

冊子の様な契約書に軽く目を通し、テーブルに一度置いて目の前の人物に疑問をぶつける
｢まぁ、そう言わずに…衣食住は付いていますし、悪い話では無いでしょう?Aさん｣
口元以外動いていない笑顔で此方を見ている壮年の男
｢サインだけ頂けたら、あとはそこの扉の先に案内役が居ます、ペンは此方をどうぞ｣

もう既に話が決まっているかのように話す
A｢用意が良いですねー(確かに、最低限の生活保証はされるとか書いてるし…断る道理は無いけどなんかムカつくなー…)｣
そう思いつつも、出されたペンでサインをする
サインが書き込まれた紙をサッと素早く手にとって、男が笑顔のまま立ち上がる

｢ありがとうございます。では、私は用事があるので失礼します｣
そういって、男はお辞儀をして指差した方とは反対のドアを開けて部屋から退室していった

A｢早…さてと(此処でぼーっとしてても始まらんし)
行くか｣
自分も椅子から立ち上がり、指差されていたドアの前にいく

ガチャ…

ドアノブをひねり、中に入る
A(あ、やべ案内役が居るならノックすべきだった)
つい、そのまま入ってしまったので落ち着かず回りを見渡す
部屋は八畳くらいの部屋で、入ってきた状態で前にドアが更にある…そして
「キツネ…?｣
足元に一匹のキツネが座って此方を見上げていた為目線がぶつかった
｢初めまして、審神者様。私案内役を勤めさせて頂く、こんのすけと申します｣
そう言って、名乗ったキツネが頭を下げる、多分お辞儀をしているのだろう
A｢ど、どうも…私は｢審神者様！｣…何ですか…｣
名乗ろうとしたところ、慌てたように遮られた
｢此から先は、真名は名乗ることは危うい事が在ります。真名はお伏せになって下さい｣
A｢あぁ、神隠しだっけ?｣
｢そうです、神は何分自分に素直なので、気に入ったら大概隠してしまいます｣

A｢…わかった、気を付けるよ、此からよろしく｣
そう言って、こんのすけの頭を撫でた

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