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航太くんと零斗くんが会うのは結婚式以来
結婚式の時に、私が零斗くんを紹介した。
その時も…少しだけ素っ気なかった。
航太「あの、これ良かったら…」
「あ！これこの間テレビでやってた行列ができるパティシエのお店じゃない！」
航太「母が持たせてくれました。夕飯後にでも良かったら」
「ありがとう！」
航太くんに貰ったお菓子を冷蔵庫に入れ、私はこれから使ってもらう部屋を紹介した。
「ここ！ずっと空き部屋だったから少し埃っぽいかもしれないけど良かったら使って！」
航太「こんな広いところ…いいんですか？」
「うん！もちろんよ」
でも…気になったのは
「あの、航太くん…」
航太「はい？」
「…前みたいに、全然タメ口でいいのよ？」
少し違和感があった敬語。
生々しい距離感
少し心が傷んだ。
航太「いや…僕は居候の身ですから」
「…そう」
なかなか前の距離感は戻せそうにない
…まぁまだ1日目
これから…これから
零斗「そういえば進路はどうなったんだ？」
航太「第1志望の笹ヶ丘学院に受かりました。」
「す、すごい名門じゃない…」
零斗「いいなぁ…俺も将来の息子は笹ヶ丘学院とか行ってくれたらなー」
…息子か
少しだけプレッシャー
決して嫌な訳じゃないけれど
私はまだ…何かが足りない
このままじゃきっと…親になれないの
「…そうね」
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桜夜桜もち - これコミカライズになったら絶対売れますよ…てかこのお話を作るに至までの成り行きが面白いw (2021年6月24日 22時) (
レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
あすみ - なんか売ってる漫画みたいな内容でめちゃくちゃ凄いなって思いました！ (2021年2月20日 14時) (レス) id: 939a57f7a3 (このIDを非表示/違反報告)
あかねこ - 面白かったです！旦那さんの方も浮気かな？って思っちゃいましたw (2021年2月20日 12時) (レス) id: 14cacb4dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セピ
| 作成日時：2021年2月14日 15時
