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【二十三章】 ページ26
あいつが投げたのは、
私の原稿だった。
紗綾に見せよう＿＿＿＿
きっと
きっと分かってくれる。
この漫画を読めば、私の気持ちーーーー
分かってくれるよね＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿？
「はよ行けや」
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーー
ー
私は走った。
そして＿＿＿＿
「__紗綾！！」
「紗綾待って
これ、これ読んで」
無理矢理渡して＿＿＿＿
「わかった」
紗綾は涙をこぼしていた＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ぽろりー…
「もういい」
「読んで」
「こんなん読んでも傷付くだけじゃん！
これ読んでどうしろっていうんだよ！！」
「じゃあどうして人を、私を傷つけたの！？
私の心の傷は、多分一生消えないし、一生忘れないと思う…
だから…だから読んで」
今＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
たった今、私の思いが伝わろうとしている＿＿＿＿
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作者名：みかんジュース | 作成日時：2013年11月13日 22時
