検索窓
今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:18,051 hit

Story49 ページ49

涼太side






バレンタインの時期は





たくさんのチョコを渡される





でも全部貰ってたら




食べるのに何日かかんのかって




だから直接渡されたり、名前がわかったりするやつは



断っている。



今日もたくさんくれようとしていたけど



全部断った。





けど




「机に置かれるとなあ」




誰かわからなかったりする




「あ、涼太、義理チョコ!」



そう言って愛がくれたチョコ。



義理なら貰うんだけど




顔みてもわからない子はなあ




義理だって言ったら終わりがない。






「涼太、呼ばれてるよ。」




今日はたくさん呼ばれることを考えていたから



最初からAといる時間なんてない




そう考える




「あの、チョコ、作ってきたんです。



私、片寄くんのこと好きです、




受け取ってください!」




「ごめんね、受け取れなくて。」



ずっとこれのエンドレス




「じゃ、じゃあ、義理チョコで!」



「そうゆうわけにも」



「だって貰ってたじゃないですか!」



そうくるとは思ってなくて




少し戸惑ってしまう。




「ごめんね。」

そう言い残して




立ち去ることにした。





逃げるようだけど




それしかなかった。









「義理でも貰えば〜?」




「龍友くん」



いまの龍友くんに見られてたみたいで



「でもたまに不味いのはまじ勘弁やな」



「うんまあ」


「てか、Aちゃんに貰ったんか?」






貰えるかななんて、




ちょっと思ったけど




無理だよな



だって本命は全部断ってるんだもん。





義理だって渡されるのもいいけど



義理っていう現実





好きじゃないよってそのまま言ってるようなものだし




本命なんてくれるわけないし




「貰ってないよ」



「義理でも?」




「貰ってない」



「お前、1番貰いたい人に貰えないとか

悲しいやつだな笑笑」




「龍友くんだって貰ったの?好きな子から」




「それは企業秘密や」



「どこの企業だよ。」




「まあ貰えることを祈るよ〜」




なんてヒラヒラ手をふりながら



って、女の子に話しかけられてチョコもらってるし。




流石にAには貰えないよなあ

Story50→←Story48



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
設定タグ:片寄涼太 , GENERATIONS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちょこちっぷ | 作成日時:2017年9月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。