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Story27 ページ27

涼太side





Aのとなりに座ると





Aは俺のあげたネックレスを大事そうにみている。




気に入ってくれて良かった。





「ほらA、食べ放題だよ!」



『ほんとだ!唐揚げも!!



涼太!唐揚げ!』




そう言ってニコニコしながら俺に話しかける



「わ!ほんとだ!

美味しそう!」



『いただきまーす』



「どーぞどーぞ」



「お前が作ったんじゃねぇぞ。」




『美味しい〜』





そう言って笑う君。




やっぱり俺は




君が本当に








好きみたいだ。









「うわ、もうこんな時間だ。」



「よし、帰るか。」



『みんなほんとにありがとう!』



「うん、じゃーね。」




そう言って駅までくる




「今日、送っていこうか?」




『え?いいの?』



「いいよ。」



Aの誕生日なんだから勇気ださないと。




「じゃあね〜」






2人で並んで歩く。




Aは普通の女子より背が高いから





なんか、特別な感じがする。




『今日はありがとね。



嬉しかった!』




「うん。ちゃんとつけてね笑」





『うん。




あ、じゃあここで』





帰るのが嫌で、




もっと一緒にいたくて




「うん。じゃあまた明日。」




でも暗いから、帰らなきゃいけないし





引き止める勇気なんてない。




また明日、会えるんだから






『うん明日。』






そう言って笑顔で手をふるA




そして俺も手をふる




Aが歩き出した背中を




すこしみてから




声にならない声で





好きだ、


そう思った。

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作者名:ちょこちっぷ | 作成日時:2017年9月1日 22時

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