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1.事の発端 ページ1

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初恋は、男の一生を左右する。
(アンドレ・モロワより)





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「初恋っていつですか。」







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いつも通りの業務を終えて、いつも通りの暇な時間を恋愛漫画を読んでいて、いつも通りスマホで恋愛名言を眺めていた。







男の初恋は一生を左右するらしい、だから目の前にいる私の上司である灰谷竜胆さんに問いかけたのだ。







それはそれは、とてつもなく嫌な顔をされた。







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竜胆「なに、どーかした?」







「男の初恋は一生を左右するらしいんですよ。だから、初恋っていつなのかなって。」






竜胆「わかんね、忘れた。」







「恋は決闘なんですって。」







竜胆「は」








「右向いたり左向いたりすると負けなんですって。蘭さんみたいだと思いません?あの人いつも通りあっちこっちそっち見てますし。」









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なんて、彼の兄である灰谷蘭さんのことを笑いながらそういったのなら、いきなり後ろから手が伸びてきては、顎を捕まれ上を向けられる。







しかもギチギチとしているため、かなり苦しいし、そこには蘭さんが居た。







うげ、見つかってもうた。








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蘭「オレは好きな子には一途だった方なんだけどな〜?」






「え”っっ、意外なんですけど。あどぐるじいです、」





蘭「Aちゃんは今恋愛漫画にハマり中だもんなぁ?」






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なんて、苦しいといえば、パッ!と手を離してくれるのだから、優しいのか鬼畜なのか分からない。なんなんだ、顔がいいな、コノヤロウ。






少し咳き込んでは、手元にある恋愛漫画を蘭さんに取られる。





どうせ読んでから、バカにするのだから気にするのを辞めた。








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私こんなに働いてるのだから、ご褒美貰ってもいいのでは?







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「蘭さん、竜胆さん、高校通ってました?」






蘭「んまぁ一応?あんまし行ってなかったかなー、前の大将と居たから。」





竜胆「卒業出来たっけ、オレら」











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「学生服、あります?」










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竜胆「多分ねぇと思うけど」










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その言葉を聞いてから私はとある所に電話をかけた。これは経費で出しても怒られやしないと思っている、文句言ってきたら殴ろう、九井さんを(殴りません)







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「すいません、学生服用意出来ますか?」








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2.届いたもの→



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ちょき。(プロフ) - 点滴ちゃん!(元不夜城)さん» 顔と声だけがいいから、それを最大に利用させてほしがっている主人公です!笑 そう言って貰えて嬉しいですありがとうございます!!!頑張ります! コメントありがとうございました!! (2021年11月28日 23時) (レス) id: 186429bef0 (このIDを非表示/違反報告)
点滴ちゃん!(元不夜城)(プロフ) - 夢主ちゃんの限界感が凄い好き❤!続きが楽しみです! (2021年11月26日 23時) (レス) @page7 id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょき。 | 作成日時:2021年11月26日 7時

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