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兄、弟 ページ32

寂雷side







以前、一二三君と独歩君の家に

Aが泊まった時、自分は行けなかった

ことを残念に思っていたら、


今日はAと帝統君がここへ来るという。



何やら3人に報告があるそうだが、

あいにく2人は来れないので

今日は私が代表して聞くことになった。





久しぶりに会えることを

楽しみに思っていると……




ガララッ



帝統「先生、久しぶり。」


寂雷「やぁ、二人とも。

久しぶりだね。元気そうでなにより。」


帝統「先にAの定期検査、

して貰えるか?」


寂雷「えぇ。さぁ、A。

こちらへおいで。」



A『ん。……』









検査は問題なかった。



寂雷「それで、報告というのを

聞いてもいいかな?」



帝統「……えーと、……


っ、Aと、付き合うことになった。

……伝えとこうと思って。」




…………驚いた。




寂雷「……二人で、決めたことかい?」



帝統「……あぁ。」


寂雷「そう。なら、応援させてもらうよ。」



帝統「何も、聞かないのかよ?」


寂雷「聞いてもいいなら、

経緯であったり、2人の気持ちを

聞かせて欲しいかな。」





帝統君の話は、……というか思いは

以前から感じていたから、

予想と違わなかったが。

さて、Aは何を思っているのか。





寂雷「……A。

Aの気持ちも、聞いていいかい?」


A『…………』コクン



寂雷「Aは、帝統君の事は

好きだと思うけれど、

それは、他の人への思いとは違う?

……それとも、同じかい?」



A『……わかん、ない、けど、

だいす、いちばん、すき。

……だいす、だけは、いい。でも、

だいすにできない、は、や。』



なんだ、もう既に

Aの中で帝統君は特別なのか。





寂雷「ちなみに、余談だけれど、

私や、一二三君、独歩君のことは

どんなふうに思っているんだい?」



A『んー、じゃくも、ひふみも、どぽも、

優しい。いっぱい、いろいろ

してくれるの、……んー、

お、にい、さん?みたい!』



寂雷「ふふっ、そうかい。

しかし、私はお兄さんと

呼ばれる年齢ではないのだけれど。」


A『……でも、

おにい、さん、みたい、だから。』




寂雷「そうか。……ふふっ。ありがとう。

ちなみに、これも余談だけれど、

弟のような存在はいるのかい?」



A『!お、とうと!

いちと、じろと、さぶろ!』

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設定タグ:ヒプマイ , 有栖川帝統 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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赤砂晋助(プロフ) - マイクで戦うとか思ってんた笑 (2019年8月19日 4時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 空麦さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです! (2019年7月29日 23時) (レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
空麦 - 面白かったです! (2019年7月29日 19時) (レス) id: f0eeaca8f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2019年7月1日 23時

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