帝統が拾った女の話3 (ページ17)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:84,745 hit

見境ページ17

一二三side

A『……どぽ、……すき。』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

んんんん？？？？？

独歩「っ、………………///」

一二三「…………A～。

Aが好きなのはネクタイっしょ？

それだと独歩の事好きってなんじゃん。」

A『……？？？

どぽ、すき。あれも、どぽと、いっしょ。

……だから、すき。』

なーんか、思ってたのと違うんだけど！

独歩も顔赤くして固まっちったし～。

一二三「……Aが好きなのは

帝統じゃねぇの～？」

A『だいす、いちばん、だいす、き。

けど、みんな、すき。ひふみも、すき。』

んーーー。

一二三「A～。それ、

あんま誰にでも言わない方がよくね？

つか、言わない方がいいな。

…………帝統以外に言ったらダメな～？」

じゃないと、期待しちゃうから。

A『…………め？』

一二三「そそ。だーめ。約束出来そ？」

A『…………すきも、め？』

あ～、この不安そうな目で見られっと

なんでも許したくなんだよな……。

一二三「……言ってもらえんの嬉しいし、

俺っちも、独歩も、Aのこと

好きだけど、……なんつーかな…

好きって言葉は、特別、な？

だから、誰にでも言うんじゃなくて、

特別な人にだけ言った方がいい

…………って感じ？」

A『……みんな、とく、べつ、なの…。』

あー、まじむずい～。

一二三「……独歩～、パス！」

独歩「は！？……えーっと……

Aが言う、特別な人の中で、

更に特別な人達、が本当の特別な人？

……だから、その人たちには

言っても、……いい、と…思う。」

A『……どぽも、ひふみも、

……とくべ、つ……だいすは…

もっともっと、とくべつ…で……

……みんな、すき…………。』ｳﾙｳﾙ

あ～～～～

独歩「はっ、や！え、、A！

泣くな！待て！俺らが悪かった！

だからっ！…泣かないで、くれ。」ｷﾞｭｰ

A『………………』ｷﾞｭｰ

一二三「……A～？聞いて。

俺らにとってもAは特別だし、大好きだよ？

けど、あんま好きとか言って、

Aも俺らのこと好きって言ってたら

帝統が悲しくなっちゃう

かもしんねぇからさ～？

だから、あんま言わないようにしよ？

それなら、できる？」

A『……ん。だいす、かなしいの、や。』

一二三「ん。だな～。」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ