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雪ユキゆき ページ48

乱数side





左馬刻「……噂が止んだ理由を調べた。


組に出入りしていた人間

噂話をしていた人間

片っ端から聞き込んだが



皆、口を揃えて言った。



…………猫はもういない。





寿命だったんだ、と。



その後も、猫がいた屋敷には

人の出入りがあったが、

ただの墓参りだ、と。




そのまま、

『ゆき』と呼ばれた白猫の事は

いつしか誰も口にしなくなり、

その存在は過去のものになった。





数年前の話だ。



『ゆき』っつー名前を聞くまで

すっかり忘れてた。



だが、それが、Aだった、

って事だろうな。」



寂雷「……なるほどね。」



乱数「……それだけ噂が

流れたってことは

裏で取引でもあったんだろうね。



Aの様子から見ても、

いかがわしいことをさせて

稼いでた、とか…。」



一郎「しかもっ、Aは

それを当たり前だと

教えこまれてた、って事だろ!?


……信じらんねぇっ……!」





左馬刻「……あん時もっと

ちゃんと調べてりゃ

もっと早く救えたかもしんねぇ…。


…………っクソッッ!!」





……左馬刻のせいなんかじゃない。



乱数「……その組諸共

ぶっ潰してやろうよ。」





左馬刻「簡単に言うな。

…しかしまぁ、俺もだいぶ

腹が立ってる。



組を上げて潰しにかかるのも

おもしれぇかもな。」



乱数「その時は僕らにも

手出させてよね。」



左馬刻「ったりめぇだ。


だが、少し準備がいる。



準備が出来次第連絡する。


暴れたい奴ら全員

連れてこい。



相手してもらおうぜ。」




乱数「うんっ!」

寂雷「えぇ。」

一郎「おう!!」









話し合いが終わって

Aが待ってる部屋へ行くと、



乱数「……((コソッ))寝ちゃった?」



帝統「……((コソッ))あぁ。

ちょっと、泣いちまった。

理由は言ってくんなかったけど

色々考えちまったみたいだな。」



乱数「……やっぱり…

不安がることないのにね。


…………寂雷、お願い。」




寂雷「分かった。

では…少し失礼するよ。」













寂雷「…………うん。

先ほどよりは少し穏やかな

寝顔になったね。」



帝統「……ありがとな、先生。」



乱数「ありがと。」









ようやく、たどり着いた。

……あとちょっと。



やっと大暴れできるんだ!


…………ふふっ。楽しみだなぁ。

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設定タグ:ヒプマイ , 有栖川帝統 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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宇宙  - 凄い共感します!!3$EVEN の夢かよ!?のところとか良いですよね。あと左馬刻様のボソッと喋る時も!推しは独歩だけど話が合う気がします。ヒプノシスマイクの小説そこまでたくさんあるわけではないので、このような作品が読めて嬉しいです。作品全部読むので応援してます。 (2020年8月16日 21時) (レス) id: 95c29b5ba6 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートバカ - あああああっっ…続き、楽しみですっっっっっ! (2019年6月30日 21時) (レス) id: b750cb0a89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2019年6月23日 16時

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