怖いもの ページ44
帝統side
乱数がAに大事な話があると言うと
俺の服の袖を強く握りしめ、
ぬいぐるみを持つ手に
力が入るのが分かった。
帝統「……大丈夫だ。」ナデナデ
少しでも安心して欲しくて
頭を撫で続ける。
乱数「……A。
この前ね、Aのお父さん…
見つかったんだ。」
A『!!!』
乱数「………Aが嫌じゃなければ
一度、お父さんに会ってみない?」
A『っ、……………………。』
強く握りしめた手に
さらに力がこもる。
帝統「……A。
嫌なら無理しなくていいけど、
嫌じゃないなら、会ってみれば?
……大丈夫。俺らがそばにいる。
ずっと、手握っててやるよ。」
A『…………はな、さ、ない?』
乱数「……ん?」
帝統「…………」ナデナデ
A『……て、、はなさ、ない?
ばい、ばい……しない?』
俺らが、父親に引き渡すと思ってんのか、
涙を流しながら、問いかけてくる。
乱数「っ!約束する!
…絶対、Aを手放したりしないよ。」
幻太郎「…………ギューーーッ
A。小生はもう、
Aがいないと生きていけないんです。
だから、手放すなんて
ありえません。……絶対に。」ギューーーッ
帝統「……俺も。
…例え父親でも、今更Aを欲しがっても
絶っ対ぇ渡さねぇ。
だから、泣く必要なんかねぇぞ。」ナデナデ
A『……グスッ…………ん。』
そう返事をし、俺の膝に乗って
抱きついてくる。
帝統「……やっぱ、AはAだな。
全然、歳上って感じしねぇ。」
乱数「ふふっ。
Aは何も変わらないよ。
歳も、過去も、関係ない。
僕らが知ってるのは、
正真正銘、Aなんだから。」
幻太郎「……当たり前です。」ナデナデ
乱数「…………A?
会うの、いつがいい?
左馬刻はいつでもいいって。
……どうする?」
A『………………はや、く。』
帝統「……無理すんなよ?」
A『ん。………あいたい。』
乱数「そっか。……じゃあ
そう、伝えとくね。
今日は僕も泊まっていい??
僕も久しぶりにAと寝たい!」
帝統「いや、狭いだろ!!」
幻太郎「まろはAの隣じゃないと
寝れないでおじゃ〜。」
乱数「もうっ!せっかくなのに
隣にAがいなきゃ
意味ないじゃん〜!」
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宇宙 - 凄い共感します!!3$EVEN の夢かよ!?のところとか良いですよね。あと左馬刻様のボソッと喋る時も!推しは独歩だけど話が合う気がします。ヒプノシスマイクの小説そこまでたくさんあるわけではないので、このような作品が読めて嬉しいです。作品全部読むので応援してます。 (2020年8月16日 21時) (レス) id: 95c29b5ba6 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートバカ - あああああっっ…続き、楽しみですっっっっっ! (2019年6月30日 21時) (レス) id: b750cb0a89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作成日時:2019年6月23日 16時