先生 ページ15
寂雷side
飴村君の話によると、虐待、の疑いもあるようだったし、
始めは怯えているのかと思ったけど
とても、意思のはっきりとした瞳をしていた。
帝統君の様子を見て納得をした。
自分に害のある者か、そうでないか
見極められていたようだ。
寂雷「Aさん、挨拶が遅れて申し訳ない。
私は神宮寺寂雷。
ここの医師だ。カウンセリングもしている。
これから、Aさんの体を少し調べるよ。
それから、少し私と話をしてくれるかい？」
A『……ん。じゃく、ら、い』
寂雷「なるほど、言葉は理解できるようだが
あまり話すのは得意ではないようだね。」
一郎「A、寂雷さんは医者だから
先生、って呼んでもいいんだぞ。」
A『せん、せ』
寂雷「こちらの方が言いやすそうだね。」
一郎「はい。
それから、寂雷さん。
さっき初めてAと話した時にも思ったんすけど、、
なんつーか、人の会話は聞いているけど、
話すことは出来なかった、とか
それも、最近の事じゃなく、ずっと昔から、
って気がするんすけど
寂雷さんは、どう思いますか？」
寂雷「うん、確かに、その可能性はあるね。
とにかく検査と、カウンセリングをしてみよう。
私の見解はその後でもいいかな。」
一郎「はい、お願いします。」
全ての検査、カウンセリングが終わり、
Aさんは疲れたのか、ベッドで帝統君に手を繋いでもらいながら寝ている。
帝統「あの、あんたは、Aのこと、どう思う？」
寂雷「そうだね…。
とても興味深いよ。
彼女はとてもはっきりとした意思を持っている。
ただ怯えるのではなく、
自分の力で何とかしようとしている
恐らく、とても怖く、勇気のいることだ。
彼女が帝統君から離れようとしないのは
もちろん、もう決して1人にならないように
というのもあるだろうが、
唯一、心落ち着ける場所でもあるんだろう。」
帝統「………………。
正直、嬉しいのもあるけど、
ちょっと迷惑もしてる。
迷惑っつーか、ほんと
一瞬でも離れると泣きそうになるから
自由が奪われてる感がすげーんだ。」
一郎「それは、Aには絶対言うなよ。
俺らも協力するし
他の奴らとも打ち解けられれば、
そこまで苦労することもないと思う。」
寂雷「そうだね。私も出来る限り協力するよ。」
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ゆず(プロフ) - 赤砂晋助さん» すみません、逆ハーものにしたかったので、捏造しました。注意書き足させて頂きました。 (2019年8月19日 1時) (
レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - あの。細かいって言われるかもしれないんですけど、その、一二三って、女性恐怖症じゃないんですか？ (2019年8月19日 1時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - チョコレートバカさん» コメありがとうございます、！知ってますよ！好きを共有出来てとても嬉しいです！！今後の展開がまだ定まってませんが、間違いなく愛されているので、気長に見て頂きたいですっ！ (2019年6月24日 9時) (レス) id: 893f62a7ef (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートバカ - 理想の内容です。ハッピーシュガーライフってご存知ですか？なんかそういう、拾った子が愛される…みたいなの凄く好きです！！ウマウマぁ… (2019年6月24日 1時) (レス) id: ed0ff1c049 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2019年6月21日 10時
