帝統が拾った女の話

しつけ ページ23

帝統side








Aがこのヤクザにしてる行動




すげぇビビった。

頭ん中何回かフリーズした。






ぼーっとした頭ん中で思い出したことがあった








帝統「…………乱数。






俺さ、Aと初めて会った時




なんかくすぐってぇと思って起きたんだよ。


そんで目ぇ開けたらAがいたんだけどよ。







あのくすぐったい感じ



多分これだわ……。







俺が汚ぇから



綺麗、に、、してくれたんだと、思う。」









乱数「……………………。









、、そーだったんだね！！



A〜！帝統のこと、ありがとね！








けど、Aはもう





そんなことしなくていいんだよ〜！




だから！



もう誰にもしちゃ、メッだよぉ！









わかったー？」









乱数は努めていつものテンション、

にしてるように見えた。



それも、言葉を選びながら。


Aに言い聞かせるように

優しく。






泣かないようにだろうな。








A『…………ん、、、。



も、しちゃ、、、め。。』






乱数「そうそう〜。


もうしちゃ、メッだよぉ！






その代わり、皆で他のこと、




もっとたくさん教えてあげるね！


だから、









そんなこと、早く忘れよ？」









A『………………ん。』









左馬刻「ｯﾁ、…………なぁ、乱数。


今日も夜いいか？



こいつの事




調べっぞ。」






乱数「…………うん。







当たり前じゃん。」









きっと2人も、もちろん、俺も、




Aをしつけたヤツ、そんであげく捨てたヤツ






このどうしようもねぇクズに



かなり腹が立ってる。








このくしゃくしゃした雰囲気を、



なるべく隠して



Aに悟られないように


すればするほど








皆の口数が減っていく。









乱数「A！お腹空かない〜？




そろそろお昼だし、


何か出前とろっか！！」







帝統「お、おぅ、いいな！



おめも腹減ってたからありがてぇ！」







左馬刻「……俺様はそろそろ帰る。



邪魔したな。」



そう言ってAの頭を撫でる。





優しい手つき。優しい顔。






あぁ、こいつもきっと


良い奴だ。






少し、安心した。

3兄弟→←タバコ(少しR気味。)

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