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｢Aちゃん最ッ高！初対面であの中堂さんとやり合うなんて！｣
｢調子戻ったみたいでよかった。さっきまで無理に明るく振る舞ってたから心配したけど、もう大丈夫そう｣
｢あれで大丈夫なんですか!?あれがいつも通りってなかなかのメンタルしてますね…｣
一方、解剖室の外。
一部始終を見守っていた3人は、腹を抱えて笑う者、安心したように息をつく者、戦慄する者…とそれぞれ別の反応を示していた。
｢変に物怖じしたり、威張ったりしないのがAのいいところなの。人として対等に接してくれるんだから｣
友人の長点を得意げに語ったミコトだったが、｢とはいったものの、｣ともはや戦場となった解剖室の様子に苦言を呈する。
「今のは最初に無視した中堂さんが悪いけど、お互いもう少し譲歩してもらわないとね。このままだと仕事に支障が出ちゃうから。……あ、中堂さん｣
先に解剖室から出てきた中堂は、3人に一瞥もくれることなく通り過ぎていく。普段なら｢勝手覗くな｣の一言くらいありそうだが、それがないということは相当お怒りの状態らしい。
｢すみません、私やらかしましたよね…｣
少し遅れて出てきたAは中堂が出ていったことで冷静になったようだった。
｢ついムッとして失礼なことをしてしまいました。いい大人なのに意地張っちゃって…｣
｢A大丈夫だよ。言い返すのはいいけど、これからはもう少し歩み寄るようにね。無駄な争いは起こしても仕方ないからね｣
｢私は面白いもの見れたから、グッド！｣
軽く窘めるミコトと楽観的な東海林。騒然たる日々が始まる予感に、久部は1人溜息をつくのだった。
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みーこ(プロフ) - アンナチュラル再熱して、読みにきました。木林さんとのやりとりに感銘を受けました、もし続きがあるのならば更新をお待ちしております、、！ (2022年6月1日 19時) (
レス) @page24 id: 71713ba9a2 (このIDを非表示/違反報告)
EL(プロフ) - なんだか急かしてしまってごめんなさい。素敵なお話なのでつい。のんびりお待ちしております。 (2020年10月26日 23時) (レス) id: 7933e3d246 (このIDを非表示/違反報告)
雪鳩(プロフ) - ELさん» コメントありがとうございます！私生活が忙しく執筆が遅れていますが、ゆっくり更新していくつもりなので気長にお待ちいただけると嬉しいです！ (2020年10月25日 2時) (レス) id: 76789842a1 (このIDを非表示/違反報告)
EL(プロフ) - 更新楽しみにしております。 (2020年10月18日 21時) (レス) id: 7933e3d246 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪鳩 | 作成日時：2020年8月24日 0時
