欠片６ ページ37
「こんなこと言ってくんの！酷くない！？酷いよねえ！？」
「いや…至極当然の意見に聞こえるんですけど。」
「えええ！？Aちゃんまで！！？」
おそ松さんの驚くような表情に釣られて少し笑ってしまう。
目の前には身を寄せ合うように鍋で煮立つおでんと…その家主であるチビ太さんの笑顔。
カラ松さんと一松さんに挟まれた席で、お互いの体温を感じながらうずくまる小さな席。
これもまた何もかもが懐かしかった。
「まあ１２月くらいから冷えた冷えたーって言ってたけど、やっぱ２月終わりとか３月初めの寒さも本物だよねー。」
もっともな事を言いながら、トド松さんがお酒を啜る。
普段は可愛らしい仕草も多いのに、ちょっとした仕草がやはり男性のそれだと感じながら、自分もそっと日本酒を口に含んだ。
「特別なことをするよりも、やっぱりこうしてられるのがいいよね。うん。」
「そうですね、私も同感です。チョロ松さん。」
自分の言葉に返事を返すような言いぐさにちょっと笑いながら。
「へっ。まあオイラから言わせりゃいつも通りの顔見してくれりゃあ。こっちも安心するってもんよォ。」
ｺﾄ…
とおでんの具の入った小皿を置いてもらう。
「フッ、ここは憩いの場、いわばマイホーム…！」
「お前が言うとなんだか変な感じだけど…まあそう言ってもらって悪い気はしねぇよなあ！」
「………確かに。実家はもう県を跨ぐので…ここも、松野家も、私にとっては忘れられない土地になりましたね。」
「…！///ｹｹｹｯ。てやんでぃ、照れるぜ、ばーろー。」
そうか…そうだ。
私、今…
「おいおい(笑)顔真っ赤じゃんかぁ、チビ太ぁ。」
「んんんなこたねえよ！！」
「ダメだよぉ…？Aちゃんは俺のなんだｋ…」
「おい！サラッと自分の宣言してんじゃねーよクズ長男。」
「あん！！？テメェこそ文句ふっかけてくんじゃねーよ！！チョロシコスキー！！！」
…やっと、少しの再会を果たしている。
「あーやだやだ、十四松兄さんもう一杯いっとく？Aちゃんも♡」
「いッスね！！！！」
「ねえ。おれには訊いてくれないの、トッテ 「フッ、構ってboyだな一松ｈ」 黙ってろしばかれてぇのかクソ松。」
どこかで、『また会えるから』…なんて、思いながら。
怖がりながら進む日々を、モラトリアムで覆うようにかき消してくれる
「ぷはぁ〜〜〜！！めっちゃ酒うまいね！！幸せだよなあ！」
「ええ、そうですね。」
*****
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橋本アリィちゃん(プロフ) - コメント失礼します！とても面白かったです！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2022年2月15日 7時) (
レス) @page49 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶色 - ありがとうございます!ええと、夢主ちゃんの性格が180℃変わるという話を希望します！分かりにくくてすみません。 (2018年7月7日 15時) (レス) id: ca7402d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 抹茶色さん» 抹茶さんー！(*´ω｀)人(´ω｀*)ｵﾋｻｰ♪ですー！！全然良いですよ！ご要望に答えられれば良いのですが(*´∀｀)！ (2018年6月17日 20時) (レス) id: fcfadf5c37 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶色 - ちよさんちよさん!!お久しぶりです!なかなか来れなくてすみません。リクエスト大丈夫ですか？ (2018年6月10日 11時) (レス) id: 292d2f79c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - レイさん» レイさんコメントありがとうございます！すみません(笑 診断メーカーから抜粋した時自分でも「どうかな」と思ったんですけど内容も思いついたので中編集だし突き進みました(笑) たまには…？ レイさんも素敵な文章書けそうですよ(*ﾉωﾉ) (2018年2月6日 22時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよ | 作成日時：2017年9月2日 23時
