欠片４ ページ35
「Aちゃん、そんな頻度高く六つ子の兄ちゃん達と会うか？」
「だよねえ。面白い人たちだけど、結構レアキャ…ラ…」
なによう！と言い返しつつ、まーちゃんが言い淀んだのを不自然に感じて目線を追う…と。
『だぁーめだって！！！！ひっさびさに会ったんだよォ！！？絶対今日は泊まらせっから！！！』
『何言ってるんですか…！松代さんも松造さんもご存じじゃないでしょう…！？』
『フッ…じゃあチビ太のところに飲みに行くって言うのはどうだ…？』
『そ、それはそのっ…//』
「「「あーーーーーーーーーーーっ！！！！」」」
「ほんまにおるがな！！！」
叫ぶナツちゃんにどや顔を返す、ホラ見なさい！！
ホレ言わんこっちゃない！！！！
山勘とは言え経験則が物を言った！
夕暮れの商店街の中、Aちゃんが六つ子さんに囲まれながら、進んでいるのが見える。
『はいはい、お疲れー♪僕たちに見つかっちゃったのが運の尽きってねー！！ねっ、チョロ松にーさん！』
『運の尽きって響き悪すぎない？迷惑だったら別に…って、昔なら言ってたんだろうけど。』
『チョロ松兄さんも大分慣れてきターーーーッチアーーーーーウ！！！！』
『………まあ、しょーがないって諦めなよ。A。』
『ななな…//』
ほぼ逆ハーレム状態で進んでいく7人を見送る私達。
正月も終わり春先へ控えた晩冬の今、あの子とあの人達は…本当に久々の再会を迎えたようだった。
「………結構おもろいことになっとんなぁ。」
「何々？久々に会ったの？あの子たち？」
「……追いかけるよ。」
「ええ！！？ハンドクリーム買いたかったんだけど！！？」
「はあ！！？クレープ欲しかったんやけど！！！！？」
「いいから！追いかけるの！！」
嫌がる二人の背中を押して進む。
――大学1年生の頃からの確かな変化。
彼女が…Aちゃんが変わったわけは”彼ら”にある気がする。
幸せそうかだけでいい。私はただそれが知りたかった。
*****
実習を経て。
私はまた、多くの出会いと別れを繰り返した。
その中に、決して忘れることのできない”別れ”があった。
『なんだ、その程度の事か』と思う人もいるかもしれない。
私なんかを気にしてくれて、
私なんかに『愛している』などと伝え、
断れば
『次の人を探す』と言って消えた、実習生の男性がいたのだ。
もう一つの思い出を明かす。
そのお別れの後。
私は、とある不良たちに襲われた。
何の因果か。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - コメント失礼します！とても面白かったです！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2022年2月15日 7時) (
レス) @page49 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶色 - ありがとうございます!ええと、夢主ちゃんの性格が180℃変わるという話を希望します！分かりにくくてすみません。 (2018年7月7日 15時) (レス) id: ca7402d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 抹茶色さん» 抹茶さんー！(*´ω｀)人(´ω｀*)ｵﾋｻｰ♪ですー！！全然良いですよ！ご要望に答えられれば良いのですが(*´∀｀)！ (2018年6月17日 20時) (レス) id: fcfadf5c37 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶色 - ちよさんちよさん!!お久しぶりです!なかなか来れなくてすみません。リクエスト大丈夫ですか？ (2018年6月10日 11時) (レス) id: 292d2f79c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - レイさん» レイさんコメントありがとうございます！すみません(笑 診断メーカーから抜粋した時自分でも「どうかな」と思ったんですけど内容も思いついたので中編集だし突き進みました(笑) たまには…？ レイさんも素敵な文章書けそうですよ(*ﾉωﾉ) (2018年2月6日 22時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよ | 作成日時：2017年9月2日 23時
