バレンタインデー【カラ松】 ページ35
「あばばば…！！！カラ松さん…！！」
「………えっ…。」
そこはマイホームの屋根上。
俺の旋律に合わせて聞こえた「あばばば」にビビり倒…じゃなくて少し気をとられた矢先。
目線を向ければ屋根の端から白い腕が延びているもので更に絶叫しそうになった。
***
「引き上げてもらってすみません…普段なら上がれるんですよ…！い、言い訳じゃないですからね。 運動不足と、手荷物があったから上るのが大変だっただけなんですからねｯ…！」
「フッ、気にしなくて良いさ。むしろ１人で上らなくてよかったぜ、Aちゃん。」
ほんとに。
俺が屋根裏にいなかったら、屋根を掴んだは良いものの後には引けない状態になっていたんじゃないだろうか。
そう思うと、俺がいて良かった。
「歌声が聞こえたので、上にはカラ松さんがいらっしゃると思いました。あの…、これ、良かったら。」
がさごそと。
Aちゃんが小さな紙袋から取り出した小箱に視線を向ける。
……。
………いや、ちょっ…
HAHAHAそんなまさか。
「………これって……」
「チョコです。青色のチョコはなかなか見つからなくて…」
「〜〜〜〜〜っ…///」
ホーリーデイ！！！！！
そう叫ぶのをぐっと堪えた。
目の前の少女が両手で差し出してくれているのは紛れもないチョコ！そう！俺たちが探し求めていた童貞殺しアイテムじゃあなかったか！！？
何も答えを返せないまま、Aちゃんの掌の下に、両手で受け皿を作って滑り込ませた。
にこり、と笑って彼女はチョコを俺の手の上に。
…もう、中身を見なくたって十分幸せを感じる。
「あ、開けても…」
「もちろん。」
緊張気味の声。
彼女の性格はなんとなく、彼女の性格ならなんとなく。
きっとこれ一つを選ぶのに苦労してくれたんだろうなと思う。
高揚感を感じながら箱を開けてみると、中に入っていたのは…
「…ｯ……//」
チョコの土台に刺さったホワイトのチョコ板に、五線譜。
目にも楽しく音符が並び、白に対して薄い青色のグラデーションの塗料が塗られた綺麗なチョコレートだった。
「…すごい。」
「うん。作った人凄……あっ、じゃなくて。気に入ってもらえたなら、嬉しいです。」
胸がきゅっとする。
俺のために彼女が選んでくれたものならを気に入らないわけがない。
「ありがとう。 フッ、ホワイトデー…楽しみにしててくれ。」
「…！ …ふふっ、じゃあ楽しみにしておきます。」
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ちよ(プロフ) - 推し松まで言ってくれるなんてありがたや…ありがたや…（まさかデータベース障害が起こるとは思わず返信が予定より遅くなり申し訳ありませんでした;;;） (2017年5月4日 23時) (
レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - らるさん» らるちゃんのお友達様ありがとう！！！そしてそれを届けてくれてありがとうらるちゃん！！(´;ω;`)！！海でいっぱい遊ぶって最高やん！！！！最高やん！！！！////えっ、もうらるちゃんもお友達様も想像力企画力すごくない？？？分けて？？？ｗ返信遅くなってごめんね！ (2017年5月4日 23時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - かや梅さん» そそそそんな固くならんでっｗならんでっ、かやちゃん/////もうもういっつも応援してもらって私こそ本当にありがとうというか、お礼してもしきれんね！！(´;ω;`) や、かやちゃんの方が断然かわいいよ(`･д･´)ｗ 返信おそなってごめんね…！ごめんね…！ (2017年5月4日 23時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - らるさん» おおおらるちゃんリクありーっ！！！はわわ…！相変わらずの神お題マジでありがとうございます！いつもありがたく思ってるよー！(´;ω;`)返信遅くなってごめんなあ！ごめんなあ！ (2017年5月4日 23時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 抹茶色さん» 抹茶ちゃん！！！！！ありがとう！！ｗｗほんとリクエストのお陰で続けられているような貧困妄想力なのでマジで助かってます…！(笑) 少しでも抹茶ちゃんの楽しみに貢献しているならこれ以上ない喜びやで！！本当にいつもありがとうね！返信遅くなってごめんんん！ (2017年5月4日 23時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよ | 作成日時：2017年4月9日 4時
