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迎えに行く7 [六つ子]  ページ12

「これから皆で帰るんだし、一言くらいAちゃんと話しとけばぁ?」
「お、おそ松兄さ……やめ…やめろ……俺は無茶ぶりとか他人からエンジンかけられるのがすんごい嫌なんだよ知ってるデショ……」

『つべこべ言ってねーでほーら!!!!』

なんだか可愛らしい会話だなと聞き入っていたら一松さんが一歩こちらに押し出されてしまった。
ダウンジャケットのポケットに手を突っ込みながら立つ一松さんと目が合って、お互いに目を少し伏せる。


「〜〜///ほら、帰ろ。A。」
「う、うん。//」


一言そう言って、そっぽを向く彼を見て思わず鼻息が漏れた。


***

「じゃあ休み明けから実習なんだね。」
「うん…休み明けから。」

町のがやつきを背に、少し残念そうにチョロ松さんが言う。
久々に聞けたチョロ松さんの声に、少し頬の熱さを感じる。
街中を7人で連れ歩く姿は、人の目を少し引いているような気もした。

「実習中は休みとかねーの?」
「今まで土曜にも研究室はありましたが、実習では土曜は休みのようですよ。だから幾分休憩できそうなんです。笑」
と、おそ松さんの質問に答える。

「せっかくの春休みも研究室で思いっきり潰れてたよね…!」
「あ”は!春休みは会えると思ってたのにーってトッティすんげー悔しがってた!!!」
「十四松兄さん!それ言わないって!!!」
「ア”。」
「ふふっ。」
去年のいつぶりだろう、秋以降だろうか。
六つ子の皆さんとまたこうして話しても良いなんて…と、感動に似た感覚を感じていた。

「トド松さんと、皆さんからのRAINのおかげで、あの"休み"とは言えない春休みを乗り越えることができました…。本当に感謝です。」
「な、なら良かったんだけどねっ…//」


そろそろ松野家と下宿先への分かれ道だが…
おそ松さんは今日は泊まって行くようにと話を方針づけてくれていた。
久々に会えたのが嬉しかったので、…今日はお言葉に甘えることにする。


「Aちゃん、そういえば実習先ってどこなんだ?…遠くか?」
「…!//」
カラ松さんの不意の質問に少しテンパる。
「ってかそもそも薬局だっけ…病院だっけ……」
一松さんの質問もいいタイミングで被さった。
私の今後の予定を伝えるチャンス到来だ。


「病院が先です。この休み明けの5月から…7月まで『赤塚病院』、9月から11月までが『アカフジ調剤薬局』なんですよ。」

「「「「「「え”っ……」」」」」」

何気なく返すと、六つ子さんたちが「え”」と異口同音。

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ちよ(プロフ) - イラさん» イラちゃん…!ありがとう…!ほっこりしてくれたならよかった…!でもこっからは原作ネタの六つ子話とかも入れていく予定だからねww応援本当にありがとう! (2016年10月22日 21時) (レス) id: 7980a9d63a (このIDを非表示/違反報告)
イラ(プロフ) - お久しぶりに来たけど相変わらずほっこリする小説だよ〜!!人の温かみや辛さがひしひし伝わってきたよ!!ゆっくりで良いから頑張ってね! (2016年10月22日 16時) (レス) id: 1dff651d8b (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - わあ”!さきさん!!どんぴしゃですね!!笑 現役薬学生さんにコメをいただけるとは…!本当にありがとうございます!共感ほんとありがたいです〜><//(実習はもう終わられたのでしょうか(/ω\)) さきさんの大学生活も心の底から応援しております…! (2016年10月17日 23時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - (実際プロタミン聞かれたときに心臓が体外に吹っ飛ぶかと思ったよね…) (2016年10月17日 23時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 私某私立女子大の薬学生なのですごく共感できます!これからも頑張ってください! (2016年10月17日 22時) (レス) id: 1e3e119e4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちよ | 作成日時:2016年9月19日 20時

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