帰る場所5[カラ松][一松] ページ36
本当に久々に頭に来てる。
昔兄弟を傷つけられた時と同等。いや、それと別種の何か。
そう思えるほどに気持ちがふつ、ふつ、と湧いては怖いくらいに落ち着いていく。
これでAちゃんに傷が入っていたら、俺はどうなっていたんだろう。
想像するだけで拳に力が入った。
そんな俺の気も知らず、男達はこちらに向かって対峙する。
「なんでてめぇは逃げねえんだよ！」
「逃げる？なぜ逃げる必要があるんだ…？」
「こっちは二人でしょｗｗｗｗあ、ビビって動けねぇとか！？ｗｗｗ馬鹿な仲間が武器を持ってっちまったからなぁ！？パイプの一本もありゃ俺たちと渡り合えたかもしれねーのにｗｗ」
「…ちゃんは……」
「あ？」
こんな粗暴な奴らに脅されて、商店街の端からここまで連れてこられたのか。
「彼女は怖がってたんだろうな、可哀想に。」
「はｧ？ｗｗｗなんだぁ？お前コレかなんかだったか？ｗｗ」
小指を立て、煽る煽る。
歳はそう違わない相手を見つめた。
「ﾌｯ…そう思ってくれても構わないぜぇ…？なんて言ったって、…俺は彼女を愛している。」
…。
初めて声に出した。
びっくりするほどすとん、と言葉は胸に落ち着いて、不思議なほど温かさを感じる。
ﾌｯ、やはり俺も相当なシャイボーイだぜ。
「なっ…ぶ！！ｗｗｗまじかよｗｗｗｗ」
「それに俺がここにいるのは、時間稼ぎだと何故わからない？ビビって動けない奴の動きじゃないはずなんだが。」
怒りに
いい音が鳴った。
相手もその音に応じて身構えたようだ。
「彼女を逃したアイツは兄弟の中でもずば抜けて賢いんだぜぇ〜？武器があれば当然、お前らも奪回のチャンスを狙うだろうし、なにより…」
高校以来だ。
成人してからはそうそうこんな
すこぶる鈍っているような気がしなくもない。
「なにより…俺は、……
*****
「すみま、せん…すみませ…ｯ…」
「……。」
自分でも情けない顔をしているんだろうって、なんとなくわかる。
泣きこそはしなくても、Aが精神的にずたぼろなのは目に見えた。
どう声をかけていいのかも解らずに、頭を撫でている。
『腕キツい』とか『足がやべえ』とかヘタレたワードをちょくちょく溢しながら俺たちがたどり着いたのは、繁盛している方の商店街近くのベンチだった。
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ちよ(プロフ) - コウさん» コウさん…！(´；ω；`)逆に私がコウさんの温かみに触れさせてもらってます…！その言葉がとても救いです。本当にありがとうですっ。 (2016年9月16日 23時) (
レス) id: 1b8a8f3402 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - ここに来ると、人の暖かさに触れられます。主人公ちゃん、頑張れ！ (2016年9月16日 22時) (レス) id: c9187033b8 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 山野さん» いつでも来てよ！！笑来てくれるの本当に嬉しいなぁ(n*´ω`*n)なんか青春臭くなっちゃったけどもう「夏休みだから！」で押し切ったすまんよｗまじか！！いっちは１章で！！？何それ嬉しすぎるね！！笑 あああありがとう！ (2016年9月11日 15時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - イラさん» からぴかっこよく書けてるかね！！(*ﾉωﾉ)ありがとうね…！いっちは私の中で可愛いわ●●いわでな。うんうん！！六つ子尊いよな…！！はぁぁ//イラちゃんありがとうね、日常生活も応援しとるからね…！ (2016年9月11日 14時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
山野 - あぁカラ松イケメンつら…っ！！この間もコメしたのに何度もごめんねっ、やばい…!青春した感じがするよwあっ、ちなみに私の推しはﾁｮﾛといっちだけど、ぶっちゃけいっちはちよちゃんの小説(1章だったかな…?の布団のところ)でめちゃ惚れましたw元から箱推しだけどね! (2016年9月11日 10時) (レス) id: 0b9a2524d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよ | 作成日時：2016年8月11日 20時
