帰る場所2[カラ松][一松] ページ33
そうすれば大通りだ。
んで、その先の繁盛した商店街を横目にスーパーを目指すだけ。
「13時20分過ぎ…いい具合だな、一松。」
「まぁね、早すぎるぐらいだけど。」
そう言いつつ、小さく寂れた商店街の前を二人で横切った時だった。
『 ――ｯ！！』
「「…！」」
声にならない悲鳴が聞こえたのは。
「…今、レディの声がしなかったか…？」
「した。」
商店街には誰もいない。
遠目に小さなバッグが落ちているような気がしないでもない。
「……変な事言っていいか。」
「……。」
「今の声…ｯ…一松！！？」
奇遇だった。
俺も
今の声…まさか…
いやいや有り得ない、確証なんて微塵もないよ、”六つ子の勘”なんて。
でも足はいつの間にかアスファルトを蹴っていた。
「…ｯ！」
それはアイツも同じようで。
俺たちは、人気のない商店街へ走りこんだ。
*****
見上げるほどの若い男性二人。
自分には壁のように見えなくもない。
「可愛いお姉さんは今何してんの？帰り？」
「暇してるなら遊ぼ〜？ｗ」
"可愛い"なんて言われ軽く混乱する。
ん？なんだろう？遊びに誘われているのかな、これ。……。
……。
…え、初対面の人に？
「いえ、帰るところです。」
どこに。
「暇じゃありません…ので、失礼します。……！」
その人たちを避けて通ろうとすると、うまく二人で壁を作られる。
一人は大柄、高身長のピアスをしている男性。もう一人は華奢な体つきの男性だ。
華奢な方は………パイプ棒、だろうか長物を持っている。
包み隠さず言えば尋常じゃなく、怖い。
「そんなこと言わないで遊ぼうよ〜〜こんな表の方じゃなんだから、商店街で、さ？ｗ」
「………」
「怖がんなくっても大丈夫だからねえｗほら。」
ぐい、と大柄の方に腕をつかまれ商店街の入り口から奥へと引っ張られる。
「…！やっ…！」
抵抗を試みる。
腕をつかむ手を払おうと、手と服の間に指を入れようとする。
加えて言うなら体をねじらせ離れようともしたが、もう一人の男に阻まれた。
体はどんどん寂れた商店街の奥へ。
「……ﾀﾞﾚｶ…ｯ」
え？嘘？これ私の声ですか。
自分でも驚くほど声が細い…ｯ
「まだ逃げられると思ってんだｗ」
「お堅そうだもんねぇ、お姉さん。俺たちの事怖い？人を見た目で判断しちゃだめよ〜ｗ」
ﾎﾞﾄ、と音を立ててバッグが落ちた。
それを気にする余力もなく、力のままに細くて薄暗い階段の窪みに押し込まれる。
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ちよ(プロフ) - コウさん» コウさん…！(´；ω；`)逆に私がコウさんの温かみに触れさせてもらってます…！その言葉がとても救いです。本当にありがとうですっ。 (2016年9月16日 23時) (
レス) id: 1b8a8f3402 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - ここに来ると、人の暖かさに触れられます。主人公ちゃん、頑張れ！ (2016年9月16日 22時) (レス) id: c9187033b8 (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 山野さん» いつでも来てよ！！笑来てくれるの本当に嬉しいなぁ(n*´ω`*n)なんか青春臭くなっちゃったけどもう「夏休みだから！」で押し切ったすまんよｗまじか！！いっちは１章で！！？何それ嬉しすぎるね！！笑 あああありがとう！ (2016年9月11日 15時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - イラさん» からぴかっこよく書けてるかね！！(*ﾉωﾉ)ありがとうね…！いっちは私の中で可愛いわ●●いわでな。うんうん！！六つ子尊いよな…！！はぁぁ//イラちゃんありがとうね、日常生活も応援しとるからね…！ (2016年9月11日 14時) (レス) id: a6e972599e (このIDを非表示/違反報告)
山野 - あぁカラ松イケメンつら…っ！！この間もコメしたのに何度もごめんねっ、やばい…!青春した感じがするよwあっ、ちなみに私の推しはﾁｮﾛといっちだけど、ぶっちゃけいっちはちよちゃんの小説(1章だったかな…?の布団のところ)でめちゃ惚れましたw元から箱推しだけどね! (2016年9月11日 10時) (レス) id: 0b9a2524d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちよ | 作成日時：2016年8月11日 20時
