�� ページ8
気が付くとカイロが手放せない季節になっていました。
初夏、ユンギと初めて出会ってからの
時の流れはこれまでに無いぐらい速くて
でもそれは何か不穏な事を暗示しているようにも
感じて私は季節の流れを感じたく無かったです。
なかなか退院しないユンギの病はなんなんだろうと
この頃から少し考えるようになりました。
「なあ、返事なんだけどさ」
『私何も聞いてないよ？』
「いや違う、お前の告白の」
ユンギに告白した日から2人共この話題には
触れていなかったのに突然 返事をする という
ので私はこれまでにないぐらい緊張したのを
覚えています。
そこからのユンギの言葉は
衝撃的、なんてものではありませんでした。
「 俺、1人なんだ。親もいるし兄もいるよ。
友達だって一応何人かはいる。
でもずっと1人なんだ。
多分それは満たされない心の事で
病気になってからはそれが酷くなった。
でもお前が会いに来てくれるようになってから
自分も周りも驚く程俺は変わったんだ。
多分前の俺を知らない奴はどこが？って言うと思う。
お前ももしかしたら分かんねぇかもしれないけど
これでも話すようになったし笑うようになった。
俺は、お前の隣にずっといたい。
でも、今はあんまり自分に自信がねぇんだ。
情けないけどな。
だからもう少し待ってくれないか？
Aを好きなのには変わりねぇからよ 」
初めて本音を話してくれた。
初めて名前を呼んでくれた。
私は嬉しくて嬉しくて嬉しくて、
もう本っ当に嬉しくて、
気付けば酷く涙を流していました。
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きむそくじんが言ったダジャレ(プロフ) - まろんさん» コメントありがとうございますㅠㅠ とても励みになるのでそう言ってもらって嬉しいです！こちらこそ最後まで読んで頂きありがとうございました⸜🙌🏻⸝ (2022年8月8日 10時) (
レス) id: 04699b3c3a (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - すごくすごくよかったです、、、！最初は号泣案件の小説かと思ったら違う意味で号泣案件でした、、、素晴らしい作品をありがとうございます😭 (2022年8月8日 2時) (レス) @page19 id: afb55879bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんずいへん | 作成日時：2022年8月3日 18時
