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私達が毎日午後18頃に会うようになったのは
次の日からでしたね。
家でお花屋さんを経営している私は
母にバレないようこっそりと燕子花(カキツバタ)
を店から持ち出しました。
昨日と違い急いで無かった私は貴方の病室に入る前
貴方の名前を呼ぶ為に
307号室のネームプレートを見てみると、
ミン・ユンギ
と書かれているのを見て
なんだか貴方らしい名前だなと思い
心が踊りました。
コンコンコン
病室のドアを3回、まるで私の気持ちみたいに
軽く弾ませノックしました。
「どうぞ」
ドア越しでもやっぱり無愛想な
貴方が猫のように愛おしかったです。
『元気にしてた？お見舞いに来たよ』
ひひひとわざと意地悪そうに笑う私を見て
「お見舞いに来て欲しいなんて一言も言ってねぇ」
と呆れながら言っていましたね。
『この花は燕子花って言うの。
花言葉は 幸運は必ず訪れる だよ』
「聞いてねぇんだけど。」
『知って欲しくて』
「なんで来たんだよ」
『花を渡したかったの』
「名前は？」
『なんだと思う？』
「知るか」
この淡白な会話が
私にとってどれだけ嬉しかったか
貴方に知って欲しいものです。
『ねえユンギ、貴方の名前は？』
「自分で言っちまってるぞ、ネームプレート見たんだな」
湖のような冷たさを持ちながら
まだ出会って2日目の私に
真冬の暖炉のような温かさで
接してくれる貴方…
いや、ユンギが私は大好きでした。
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きむそくじんが言ったダジャレ(プロフ) - まろんさん» コメントありがとうございますㅠㅠ とても励みになるのでそう言ってもらって嬉しいです！こちらこそ最後まで読んで頂きありがとうございました⸜🙌🏻⸝ (2022年8月8日 10時) (
レス) id: 04699b3c3a (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - すごくすごくよかったです、、、！最初は号泣案件の小説かと思ったら違う意味で号泣案件でした、、、素晴らしい作品をありがとうございます😭 (2022年8月8日 2時) (レス) @page19 id: afb55879bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんずいへん | 作成日時：2022年8月3日 18時
