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私達が初めて会った場所は病院でしたね。
骨折した妹のお見舞いへ行こうと
看護師さんへ病室を聞いたところ
30"1" と 仰っていたのを
30"7" と 聞き間違えてしまいました。
私は妹が心配で病室入口のネームプレートを見ずに
307号室を勢いよく開けました。
『骨折したって大丈夫！？ほら、好きな果物買ってきたよ！』
初夏の夕暮れ。
西の日差しに真っ白な肌が
美しく照らされた貴方に
私は思わず見とれてしまいました。
｢骨折はしてませんよ。病室をお間違いでは？｣
冷たくそう言い放った貴方が
私には何故か寂しそうに見えました。
いや、そう思いたかっただけで
きっと本当は一目惚れしたんだと思います。
『でも看護師さんが307号室だと…』
｢看護師さんに聞き直してきては？｣
貴方の言う事は何度考えても正論なのですが
その頃の私にはひねくれているように
感じてしまい、
『そんな冷たい言い方しなくてもいいじゃないですか！』
気付いたら初対面の人にこんな事を言ってしまった
自分自身にとても驚かされたのを覚えています。
でも、それより印象的だったのは、
「うっせぇよ」
と、まるで親を殺した憎き人を
睨むような目で私に言ってきたことでした。
正直、私の人生の中で1番怖かった人は
貴方だと思います。
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きむそくじんが言ったダジャレ(プロフ) - まろんさん» コメントありがとうございますㅠㅠ とても励みになるのでそう言ってもらって嬉しいです！こちらこそ最後まで読んで頂きありがとうございました⸜🙌🏻⸝ (2022年8月8日 10時) (
レス) id: 04699b3c3a (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - すごくすごくよかったです、、、！最初は号泣案件の小説かと思ったら違う意味で号泣案件でした、、、素晴らしい作品をありがとうございます😭 (2022年8月8日 2時) (レス) @page19 id: afb55879bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんずいへん | 作成日時：2022年8月3日 18時
