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藤ヶ谷side
北山「そろそろ帰るか!!」
会計を済ませに行った北山。
郁人もAちゃんも帰る仕度を始める。
『藤ヶ谷さん、お兄ちゃんがうるさいのでこれ受け取ってもらえますか?』
俺も帰るしたくをしているとAちゃんが隣に来た。
そして紙袋を差し出された。
藤ヶ谷「いいの?」
『はい。』
郁人「それって俺のバレンタインじゃないよね…?」
『違うよ。お兄ちゃんのコレ!!』
Aちゃんはもうひとつ持っていた紙袋を郁人に押し付けた。
その光景を見て思わず笑ってしまった。
北山が戻ってきて解散した。
帰宅して風呂に入る。
リビングでスマホを見る。
そう言えばAちゃんがくれたのってなんだったんだ?
紙袋を手に取り袋から中身を出す。
あ、チョコかな?バレンタインデーだもんなぁ…。
包みにくっついているパステルピンクの付箋。
そこにはいくつかのアルファベットと数字。
LINEのID??
連絡するか迷う…。
でもAちゃんと仲良くなりたい。
LINEのIDを検索してみた。
ミッキーとハグしてるアイコンが出てきた。
かわいい…♡
太輔今日会えて良かった。これからよろしくね!
Aこちらこそ会えて良かったです!このような形で連絡先を渡すことになってしまい申し訳ありません…。これからよろしくお願いします!
すぐに返信が来たから俺もすぐに返信した。
LINEをしていたらAちゃんの声が聞きたくなった。
太輔郁人と一緒に住んでるんでしょ?もう寝た?電話しても平気かな?
太輔あ、ごめん。電話無理ならいいんだ
Aもう寝ました。電話平気ですよ!
すぐに電話をした。
『もしもし』
藤ヶ谷「今日はありがとね。いきなり呼び出しちゃってごめん。」
『こちらこそありがとうございました!連絡…くれないと思った…。』
藤ヶ谷「遅くなっちゃってごめんね。付箋貼ってあるの気が付かなくて…。」
『私もあんな手段ですいません…。』
藤ヶ谷「お兄ちゃんがあんなシスコンだと大変だ(笑)」
『そうなんですよね…。門限21時だし…。』
藤ヶ谷「ストレス溜まらない?」
『ちょっとだけ…。』
藤ヶ谷「遊び行こうよ!次のオフ2月20日なんだけどどう?」
『2月20日…。17時に仕事終わります。』
藤ヶ谷「じゃあ銀座で待ち合わせでどう?詳しいことはまたLINEするよ!」
『わかりました!』
藤ヶ谷「おやすみ」
『おやすみなさい。』
.
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作者名:197561549 | 作成日時:2018年3月16日 0時