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郁人side
やっとAとの電話が繋がった。
郁人「どこほっつき歩いてるんだ！この不良娘が！！！」
藤ヶ谷「ごめん。今から送るから。」
Aと一緒に居たのはやっぱり藤ヶ谷か…。
郁人「藤ヶ谷だと思ったよ。Aを夜遅くまで連れ歩くの辞めてくれる？」
藤ヶ谷「郁人、話ある。家寄るね。」
郁人「俺も話ある。」
藤ヶ谷「じゃあまた後で」
郁人「おう。」
30分ぐらいして玄関の鍵を開ける音がした。
玄関で腕を組んで仁王立ち。
これ、怒ってるアピールね！！
そしてそっと玄関が開く
そっとドアを閉めようとするとA｡
「閉めようとしているんじゃない！！」と一喝した｡
郁人「Aは早くお風呂に入りなさい。」
靴を脱いでいるAを「早く！！！」と急かした。
Aはチラッと藤ヶ谷の方を見る
藤ヶ谷「今は郁人の言うこと聞いておいた方がいい」
『うん』
Aはお風呂へ向かった。
郁人「あがって。」
藤ヶ谷「おう」
藤ヶ谷とリビングへ行き俺はキッチン。
藤ヶ谷はソファに座った。
藤ヶ谷「 俺、Aちゃんに告白した。」
いきなりの発言にビックリしたけれど普通に振る舞う。
郁人「そっか。」
藤ヶ谷「Aちゃんも俺のこと好きって言ってくれた。」
郁人「そっか…」
藤ヶ谷「でも付き合えないって。」
郁人「えっ！？」
まじかよ。断ったのか。
藤ヶ谷を好きアピールはフェイクだったのか？
俺はてっきり騙された感じ…？
そう思いながらむぎ茶を藤ヶ谷の前に置いて向かい側に座った。
藤ヶ谷「私のせいでお兄ちゃんとギクシャクしてほしくないから。って言われたよ。」
郁人「………。」
藤ヶ谷「郁人もAちゃん思いだけどAちゃんも郁人思いってことだ。」
郁人「そうだね。」
．
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作者名：197561549 | 作成日時：2018年3月16日 0時
