お兄ちゃんはシスコン１ (ページ18)

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郁人side

お風呂から出てきて歯を磨き終えたとき後ろから抱きしめれた。。

郁人「なに？ビックリするでしょ！」

『ねぇ、ねぇ！久しぶりに一緒に寝よ？』

郁人「良いけど…イヤじゃないの？」

『イヤじゃないよ！』

Aを引摺るようにして寝室に入った。
そしてベッドに入る。

Aに背中を向けて寝転がるとその背中に抱きつかれた。
郁人「もう…なんだよ…。」
少し呆れたけどくるっと向きをかえてぎゅっと抱きしめた。

『久しぶりだね。一緒に寝るの。』

郁人「そうだね。」

『安心する…』

郁人「そう？27と25の兄妹がくっついて寝るってどうなの？」

『ダメなの？』

郁人「ダメって言うか俺だって一応男だよ？」

『でもお兄ちゃんだもん。イヤじゃないよ！明日って仕事？』

郁人「休み」

『お出掛けしよう？海行きたい！海！！』

郁人「分かったよ。そろそろ寝よう。」

『うん、おやすみ』

俺の腕の中で眠りに着いた。

もう25か…。
確かに邪魔するの辞めないといけないって分かってる。
分かっているけれど…無理(笑)

翌朝、俺の運転で海へ向かう。
とても天気が良い。
『天気いいね！最高！！』

郁人「そうだね！駐車場ここでいい？」

『うん！』

二人で車から降りた。

『ここって砂浜降りられる？』

郁人「降りれるよ！あそこから。」
そう言って駐車場の端にある階段を指差した。

『お兄ちゃんも行くよ！』
Aに手を引っ張られながら砂浜に降りた。

砂浜に降りるとAは手を離して波打ち際へ走っていった。

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