お兄ちゃんはシスコン１ (ページ13)

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郁人side

Aが駅で太輔と話しているときに先回りして家に帰った。
お風呂のスイッチを入れてわくのを待つ。

『ただいま』

郁人「おかえり。太輔と会ってたんだろ。」

『………。なんで知ってるの？』

郁人「知ってるから。」

『楽しかったよ』

郁人「ふぅーん」

ふぅーんって返すしかなかった。

『またご飯誘ってもいい？って言われた。』

郁人「お前、太輔のこと好きなの？」

『だったらどうする？』

郁人「どうもしない。今のところは…。」

そう言い残して風呂に入る。

太輔のこと好きなんだろうな。
すごく楽しそうだった…。

五関がいったことも一理ある…。
Aだっていつかは結婚する。
いつまでも俺が守り抜くわけではない｡

知らないやつと結婚させるんだったら確かに俺が知ってて信用できる人がいい…。

翌日
橋本「昨日、本当に尾行したの？」

五関「した。藤ヶ谷と会ってた。」

橋本「Aちゃん、藤ヶ谷くんのこと好きだって？」

郁人「だったらどうする？って言われたよ。」

橋本「今まで同様ぶち壊すって言ったの？(笑)」

郁人「どうもしない。今のところは…。って言った。」

戸塚「今のところは…。って(笑)」

塚田「こんなお兄ちゃんを持ったAちゃんは本当に大変だよね…。同情しちゃう…。」

今日は雑誌の撮影でみんな集まっている。
そしてAのことはみんな知っている。

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