12 ページ12
.
藤ヶ谷「電車で帰るの?」
『はい。』
藤ヶ谷「じゃあ、俺も電車で帰ろうかな?」
電車に乗った。バレそうでバレない。
丁寧に最寄り駅まで送ってくれた。
『今日は楽しかったです!ありがとうございました!』
藤ヶ谷「俺も楽しかったよ!………また、ご飯誘ってもいいかな?…いや、あの、郁人も一緒でも良いし…。」
『お兄ちゃんめんどくさいし二人がいいです…///
おやすみなさい。』
藤ヶ谷「おやすみ。」
駅からマンションへ向かって歩く。
藤ヶ谷さんにまたご飯誘ってもいい?って聞かれちゃった///これは脈ありかな…
ニヤニヤしちゃう。完全に怪しい人だ(笑)
帰宅するとお兄ちゃんは帰ってきていた。
『ただいま』
郁人「おかえり。太輔と会ってたんだろ。」
『………。なんで知ってるの?』
郁人「知ってるから。」
『楽しかったよ』
郁人「ふぅーん」
ちょっと不機嫌そう…。
聞いといてふぅーんってなんなの??
『またご飯誘ってもいい?って言われた。』
郁人「お前、太輔のこと好きなの?」
『だったらどうする?』
郁人「どうもしない。今のところは…。」
そう言ってお兄ちゃんはお風呂へ行ってしまった。
今のところは…。っていうのが引っ掛かる。
そしてまた思い出す今までの恋愛。
今回もお兄ちゃんに邪魔されちゃうのかな?
でも、そんなことはさせない。
社会人になって初めての恋だもの。
邪魔されてたまるか!!!!
.
130人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:197561549 | 作成日時:2018年3月16日 0時