【オリジナル】俺が妖とか聞いてない【男主】

下がらない ページ31

御弧｢で､何をすればいいですか?主｣

あ｢あぁと､氷枕ぬるくなってきたから冷凍庫から替えの氷枕持って来て欲しいんだ｣

御弧｢動けないほど辛いんですか､体温何度なんです?｣

あ｢朝は37度9分｣

御弧｢結構高いですね､だから風邪って気づけたんですね。じゃあ替え取ってくるんで大人しくしていてくださいね。｣

バタンッとドアを閉めていったが 去り際､遠回しに馬鹿って言ったんだよな

あいつ 俺の事結構馬鹿にしてくるんだけど

なんなの反抗期なの

っとまぁこんなを普段は口に出せちゃうはずなんですが

思いの外しんどい

口がうまく開かない

麻痺しているというか､口が重い

ｶﾞﾁｬ

御弧｢はい､これ替えの枕です。一応冷えピタも変えますね、、、、よし
じゃぁ 俺帰りますね､ご両親帰ってくるまで大人しく寝ててくださいね｣

白い煙と共に姿を消した

書き溜めできるタイプの式神は術者の意思に関係なく式神の意思で帰ることができる

あ｢ﾊｧ､熱上がってるんかな。これ､､､｣

天井が揺れる

頭の奥でグワングワンッという音が聞こえる

それなのに､耳は聞こえずらい

あ｢しんど､､､｣

その言葉を最後に俺の意識は途切れた

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あ｢ッハァ、ｹﾞﾎｯ｣

のどが詰まるように苦しい

頬に､ひやりと冷たい何かが当たった

それがすごく気持ちよくてすり寄ってしまう

｢苦しいか､熱いか､｣

聞こえにくい耳がピクリと反応した

声が聞こえる

俺の好きな声だ

閉じていた目を少しづつ開けると

こちらを心配そうにのぞき込むルイの顔

あ｢はぁ、ッなんで こ､こに?｣

乾いた喉のせいか､声がとぎれとぎれになった

ル｢しゃべらなくていいぞ､お前が心配でな｣

あ｢そっか､､｣

ルイが来てくれてどこかうれしい自分がいる

1人はすごく寂しかった

あぁ､こんな風に思ってしまうのはきっと風邪で弱っているからだろうか

ル｢さっき勝手に熱を測らしてもらった。ちゃんとはかれていないかもしれないがどちらにしろ38度5分を超えている｣

普通寝たら良くなるもんだけどな､上がっちゃったか

ル｢何か飲むか?スポーツ飲料と水を用意しているけどどっちにする?｣

あ｢スポドリ｣

ル｢だと思った｣

手渡されたがうまく蓋が明けれない

力が思うように入らない

指先が手の触れているところがジンジンとする

ル｢貸してみろ｣

奪われたペットボトルはふたを開けられ

ルイが飲んだかと思うとそのままキスをされた

食わない→←阿保じゃない

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