食わない ページ32
突然のことに驚き､今の状態で頭が追いつくわけもなく 割って入ってきた下を受け入れるしかできなかった。
ルイの口から､俺の口にスポドリが移ってくる
口の端からは受け入れきれなかった水滴が落ちていく
喉は音を鳴らしソレを飲み込んだ
ル｢んっ､､ちゃんと飲めたな｣
あ｢はぁ､味がしない､､､｣
ル｢結構 重い風邪だな。台所勝手に借りておかゆも作ったんだ食うか?
というより食え、ちょっとでも栄養つけろ｣
その言葉がなぜか優しく聞こえて
俺はただうなづくことしかできなかった
頭をやさしくなで､立ち上がったルイはどこか遠くに行くような気がして
心細かった
ル｢大丈夫､すぐ戻ってきてやるから｣
その言葉に 安心して浅い眠りについた
何分立ったのか
はっきりは分からないがいい匂いがしたので目が覚めた
鼻は詰まっていて匂いなどほとんど分からないはずなのに､なぜかいい匂いと思えた
妖の感だろうか
ル｢ぬるくなっていたから温めていた。少し遅くなったな｣
体を起こし首を振る
口を開くのがダルイ
ル｢熱いから気をつけろよ｣
そう言いながら 自分の口に入れさっきと同様に口移しをされる
俺の口に移ってきたころにはすっかりぬるくなっていた
あ｢んっ､､ふぁッ｣
ル｢ﾝ､､｣
いやらしくなる水滴音がひどく耳に残った
あ｢はぁッ､､ルイッ｣
ル｢もっと欲しい?｣
俺の答えなど待たず､おかゆを含み口づけをされる
熱が上がっているのか頭が働かない
ル｢Aの口の中すごく熱いな｣
唇の端から全体をなめるように舌を動かした
その姿が恐ろしく
このまま食われるんじゃないかと思えた
結局、最後までおかゆを口移しされ
オカマ鶴が作ったという薬でさえも口移しされた
後半俺の記憶は朧気で､ルイにされるがままの状態だった
こうも熱が高いとお風呂も入れないので､体も拭かれた
途中手つきがおかしかったが
今日の俺にそれを防げるわけもなく､ただひたすら風邪がよくなることを祈っていた
ル｢本当に弱っているんだな｣
体をふき終え､再び俺を寝かしたルイは俺に馬乗り状態になっていた
あ｢俺を､､ﾊｧｯ食うか｣
月明かりに照らされたルイの顔はそう思ってしまうほど､
ひどく飢えたオオカミのように見えた
ル｢いや､､お前が元気なときにするよ｣
そう言って額にキスを落とし部屋から出ていった
あ｢元気だったら､こんなことさせねぇよ｣
俺の声は届かぬまま
―――――――――
もう少し続きます
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さぷきち(プロフ) - 天ノ江さん» ﾋｪｱｯそのように言っていただけるだなんて!!感激です!!作中に出てくるキャラクターは もう我が子なので私も愛し尽くしてます笑。私もパパさん好きです笑書いてて楽しいです♪これからもよろしくお願いします!! (2017年10月19日 21時) (
レス) id: bb343029c9 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ江(プロフ) - ｱｱｯ好きですめっちゃ好きです大好きですこの作品！！キャラクターが素晴らしすぎて...！特に好きなのは、清ちゃんです！近親...最高でした((応援してます！頑張ってください！ (2017年10月18日 21時) (レス) id: 49f85c03a8 (このIDを非表示/違反報告)
さぷきち(プロフ) - 悪魔さん» ちゃっかり戻ってきました。笑笑キャラ的に高貴ですか作者が庶民なので、庶民活動は忘れません笑知っている方がいて嬉しいです♪ (2017年9月12日 20時) (レス) id: bb343029c9 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔(プロフ) - お久しぶりです！高貴(?)な2人が草むしりいいですね！あの歌懐かしいww (2017年9月11日 19時) (レス) id: 11d1dc300c (このIDを非表示/違反報告)
さぷきち(プロフ) - 夢妖怪ヨノさん» お久しぶりです！遅ばせながらリクエストお答えさせていただきます！ゆっくりの更新ですが お楽しみください♪ (2017年9月11日 16時) (レス) id: bb343029c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さぷきち | 作成日時：2016年12月16日 19時
