部屋の中* ページ18
なんだかホテルの案内係みたいにおしとやかなエリザベスさん。
そらそうか、王女なんだから、いかつくてずっしりしてたら困るもんね。
「ここですよ、ちょっと狭いかもしれないですが…。」
暫くエリザベスさんについて行き、階段を上がると小さな倉庫みたいなのが目の前に現れた。
「なんですか…これ？！」
中をちらっと除くと本棚に本が大量に置いてあったり、床に物が転がっていたりと足の踏み場があまりない。
それに部屋の広さもどんだけ狭いんだ！と突っ込みたいくらいだ。
完全に物置場じゃないか…これ、ほんとうにすめる部屋なのか？
「え、あの、このお店の構造上、このような広さになってしまいまして。」
私は今開くしていると、横にいたエリザベスさんが下を向きながら私に説明した。
「広さ、ではなくて、狭さの間違いじゃないですか？」
にっこりしながら部屋を見る。
もう一度全体を見回すといろいろな突っ込みが体から浮き上がってくる。
「え、えーっと、ここでよろしいでしょうか。」
何かを誤魔化すようにそう呟くエリザベスさん。
顔は見えないが、ちょっと困った表情だろう。
「幽霊が出そうで怖い…。まーいいよ、どうせほかが開いてないんですから。」
どうせ部屋の中に入ったら「ぎしぎし」とか言って、これこそ怖い音が出るんでしょうよ。
まー保護してもらうのだから、いろいろと注文や文句を言うのは失礼に当たる。
「そ、それでは暫くこの部屋に慣れてもらうためにここを観察してみてはどうでしょうか。」
狭すぎてもう目でほとんど観察してしまったが、エリザベスさんの言うことに従うことにした。
軽く頷くと「それではまた戻ってきますね」と言ってからエリザベスさんは下に降りた。
「戻ってきますね…じゃないでしょ。」
私は部屋に足を踏み入れた。
ぎしぎしとはならなかったがところどころみしっと床が抜けそうな音がしてびびった。
奥に入ると誇りがたくさんあり、本棚に入っていない本がごろごろ転がっていた。
とくに本は気にせずこの部屋に慣れるというより、この部屋を片付けることにした。
狭いので片付けようがないのかもしれないが、なんとか置くところを探して整理しよう。
まずは転がっている本屋物たちをどうにかこうにかしようと頑張った。
この部屋を使った形跡は一つもなく、ただただ散らかっている。
私が一番に使うなんて、どうかしてるぜ、ここは。
片付ける前に感想を言っておきたい。
怖い、たまにびびる、狭すぎる、物置じゃないか！、誰かがたまには出入りしてほしい、リホームしてほしい。
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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー！なんと！ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか？ (2018年8月1日 12時) (
レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
、 - ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空＠現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピース♪ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/
作成日時：2018年2月11日 12時
