何でも ページ3
夜久side
最近、うちの部活にもマネージャーが出来た。
だけど・・・
A「どうぞ。」
夜久「あ、あぁ、ありがと。」
A「・・・どうぞ。」
山本「あ、あああありがとうどざいマス!?」
研磨「虎、やめて。稲葉が引いてる。」
山本「研磨、何で呼び捨てにしてるんだ!?」
研磨「・・・打開策?」
山本「何の!?」
A「灰羽さん、どうぞ。」
灰羽「いつになったら、名前呼びしてくれるんですか?」
A「・・・ファーストネームにさん付けはおかしいので。」
全((さん付けは絶対やめないのか・・・))
何だか妙に壁を感じる子だった。
あまり笑わない上に、怒ったり悲しんだりしたことも見たことがない。
それ自体は悪いことじゃないと思う。
だって仕事はしてくれるし、部活に支障があるわけでもないし・・・
でも、やっぱり部活仲間として多少のチームワークは必要だ。
夜久「ねぇ、ちょっといいかな。」
A「はい、何ですか?」
どうしよう・・・
声かけたはいいけど、何話せばいいんだ!?
この子のこと何一つ知らないのに・・・そうだ!
夜久「名前、何て呼んだらいいのかなって思って。」
我ながら何でこんな話題しかなかったんだろう(-_-;)
A「特に何でもいいですよ。」←
そう言うとその子はボトルを回収しに行ってしまった。
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作者名:ななじろう | 作成日時:2017年11月20日 17時