デスロード2 ページ25
「つまり完全に出口を塞ぐんじゃなくてわざと小さな望みを残しておく事で…」
天「俺らの"帰りたい"って気持ちを煽ろうとしてるんすね」
そう言うと、皆の中で諦めムードが出来上がってしまった
だが、彼女は諦めない
赤「…だからって諦める訳にはいかないよ。みんなそうだよね?この程度で、諦めたりしないよね?」
夢「じゃが…ここから出るのは無理なんじゃろ?」
赤「無理じゃないよ。モノクマの言ってる事なんか関係ない。こんな酷い事をさせる誰かなんかに、絶対に負けたくない!だからさ、みんなで力を合わせてもう1回…ううん、何度でも頑張ろうよ!」
最「赤松さん…」
「…そうだね。まだたったの1回なんだしこれだけで諦める訳にはいかないよね」
王「にしし、オレもまだまだいけるよー」
茶「転子はとっくにやる気満々ですよ!」
赤松ちゃんの言葉で暗い雰囲気が吹き飛ぶ
赤「みんな…!あ、ねぇ!みんなでここから出たらさ、友達になろうよ!」
獄「…と、友達?」
赤「うん、こんな大変な目に遭ったんだからきっとみんないい友達になれると思うんだ。…どうかな?」
"友達"
−ゲームの赤松ちゃんは救われたのだろうか
ふと、そんなことを思ってしまった
彼女は最後に、
「コロシアイなんてせずに皆で外に出て友達になって」
そう言った
だがコロシアイは続いてしまった
それに彼女は冤罪の罪で罰せれてしまう
彼女は、1番報われないのではないのか…?
赤「苗字くんは、どう?」
「!あ…もちろんだよ。俺も皆と友達になれたら嬉しいな」
突然話をふられて焦ってしまう
咄嗟に笑顔を取り繕い、肯定した
赤「みんな、ありがとう!それじゃあそのためにもここから早く出よう!」
そうしてもう一度、トンネルへと足を進めた
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モユ - もちろんです!! (2017年5月28日 22時) (レス) id: bbfca86a7f (このIDを非表示/違反報告)
鍋(プロフ) - モユさん» モユさん初めまして!コメントありがとうございます…!面白いと言っていただけて感激です…!頑張って更新していきますので楽しんでいただけたら幸いですー! (2017年5月28日 20時) (レス) id: 39b056009e (このIDを非表示/違反報告)
モユ - とっても、面白いです! 頑張ってください!! (2017年5月28日 1時) (レス) id: bbfca86a7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鍋 | 作成日時:2017年5月25日 21時