あ、ども。イグニハイドの通訳者です。【twst】 (ページ2)

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プロローグページ2

＿監督生side＿(その人の視点で話す言葉→『～～』)

「なぁ、知ってるか？」

そんな豆柴みたいなエースの一言で始まった世間話。カツ丼をもぐもぐと頬張るデュース、そしてグリムの口を拭いてあげてた僕はエースの方へ目を向ける。

「何をだ？」

ごくん、と1番大きなカツを飲み込んだデュースが問う。エースは待ってました、と言わんばかりのドヤ顔で話し始めた。

「イグニハイドに通訳者がいるって話」

「「はぁ？」」

『あ、知ってる』

デュースとグリムはハモって、はぁ？と言ったが僕はその話をエペルから聞いたことがあったので知っていた。

エースはデュースとグリムに、その通訳者のことを説明する。

「そのイグニハイドの噂の通訳者は、寮生たちが言いた＿＿＿」

「呼んだ？」

「うわぁ！？」

突如として聞こえた凜としたその声にそこにいた僕たち3人と1匹は飛び上がった。エースの言葉を遮り、僕たちに話しかけてきたのはクールな表情をした男性。

デュースと同じく、カツ丼をお盆に乗せている。

「ふなぁ！誰なんだゾ！？」

変なところで用心深いグリムはその男性に向けてそんな言葉を投げかける。

男性は答えた。

「あ、ども。イグニハイドの通訳者です。」

少し頭を下げて、挨拶をする噂の通訳者。エースは「えええ！？」と声をあげた。

え、そんな驚くかい？と言った彼が色々な意味ではちゃめちゃであることを僕たちはまだ知らなかった。

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黄色のお星様、ありがとうございます！